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茨城の難読地名(その48)-烟田

難読地名48

シリーズ1回目からは ⇒ こちら 

烟田 【かまた】 鉾田市

烟田【かまた)】という地名は現在の郵便番号簿には他に出てきません。
また「烟」という漢字はあまり見かけませんが、「烟=煙」で、烟る=けむる、けぶると読み、音でも「えん」としか辞書には出てきません。
どうしてこの漢字で「かまた」と読むのでしょうか?

角川の日本地名大辞典によれば、北浦に注ぐ巴川河口東部に位置する。縄文中・後期の烟田貝塚や寺前古墳がある。
となっており、この「烟田村」の地名は鎌倉期にすでにみられるという。

また、常陸(平氏)大掾氏の一族である鹿島氏の祖、成幹の子の親幹が徳宿郷に拠点をもち、親幹の子が秀幹が徳宿秀幹を名乗り、その子の朝秀が、烟田・大和田・富田・生井沢の4か村を譲られて、烟田(かまた)氏を名乗っています(13世紀)。

そのため、すでに13世紀には「烟田村」があり、「かまた」と読んでいたことがわかります。

ただ、平凡社の「茨城県の地名」にはこの鎌倉期の村の名前は「鎌田村」と書かれており、ここを烟田氏が支配しており、烟田城があったとなっています。

仮設ですが、鎌田村が元々あって、そこを支配した鹿島氏の一族である徳宿朝秀が「烟田朝秀」と書いて、烟田(かまた)氏となり、地名も「烟田村」と書かれるようになったのかもしれません。

「烟田」という漢字の意味は「煙るような土地、霞がかかった土地」というような意味合いがありますので、田畑によく霞がかかるようなうな土地だったのでしょう。

元の「鎌田」や「蒲田」という名前は、各地にたくさんあり、地名の由来も、「泥深い田地、湧水がある窪地地帯」というような地形説が強いようです。


茨城の難読地名 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2018/08/01 06:00
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