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アサザ群生

 昨日銚子へ行く途中に急に思いついて麻生港のアサザ群生地を訪れました。
昨年は8月末頃にたくさん咲いていたので、今年は少し遅いかもしれないとは思っていましたが、下の写真のような状態でした。

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もう今年は終わりになってしまったのでしょうか?
それとも今年の夏の暑さは異常で、霞ケ浦もおかしくなったせいでしょうか?

P9130003s.jpg

昨年訪れたのは8月末でかなり咲いていました。
(昨年の記事は⇒ こちら

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アサザは1日花で、それも朝咲いて午後には閉じてしまい、次の日は別な花が咲くを繰り返します。
可憐な黄色い花の群生地は昔は霞ケ浦にたくさんありました。
今はほとんどなく、群生地としてはこの麻生港の隣りしかなくなっていました。

しかし、最後の砦のここもあまりもう群生はしなくなってしまったようです。

霞ケ浦は常陸利根川で利根川に注ぎ、そこに水門があります。
昔は時間を決めて利根川からの水を霞ケ浦にも逆流させていましたが、塩害防止などとの考えなどで逆流させることがなくなりました。

(昔の記事参照 ⇒ こちら

このために霞ケ浦はいつまでも息を吐くだけの湖に変わってしまいました。

とうとう最後の群生地「麻生」も危機的なのかもしれませんね。
アサザ基金の報告では「アサザが全滅した」との記事がありました。

なお、「必ず復活させる」とも・・・・。

水門の開け閉めはもっとコントロールできるのだから、一度決めた政策を自然破壊が明らかになっても変えないというのはこの国の価値観はどこに置かれているのかはなはだ疑問です。

世界的に自己利益ばかりを優先する傾向が強まっています。
これは過去に戦争という悲劇が生まれた土壌です。

歴史はやはり繰り返してしまうのでしょうか。


霞ケ浦の自然 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2018/09/14 06:29
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