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三熊野神社

 北斎や巴水の愛した牛堀に、港から続く山の麓に「三熊野神社」という古びた神社がある。
この牛堀は石岡から銚子に行くときのちょうど中間点にあり、公園の駐車場に時々休憩で立ち寄ることがある。

前にもこの神社も訪れているが、先日も立ち寄ってみた。

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港から続く神社の参道が続く。
その先のこんもりした小山は「権現山」といい、上は公園となっており、茨城百景の看板もあり眺めも良い。
桜の時期には花見にもよい場所だ。


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神社は正面の拝殿とその裏に立派な本殿があり、左右に小さな境内社と思われる神社がある。
こちらはどうも稲荷神社のようだ。

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拝殿の裏側の本殿はこのように覆われていて中がよく見えないようになっている。

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格子から覗き込んでみるときれいな彫刻が施されていた。

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何処の神社の彫刻も中国絵画と同じような図柄だ。

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境内には立派な乳根を持つ大イチョウの木がある。
潮来市(旧牛込町)の天然記念物に指定されているという。

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大イチョウの下は銀杏の実がたくさんころがっていた。あまり踏みつけると臭くなってしまうので、そっと歩いた。

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この牛堀や、となりの潮来、西側の永山地区などは常陸大掾(だいじょう)系の行方四頭のひとり島崎氏の領地だったと思う。
島崎氏の城は最近「潮来のアジサイ寺」としてしられるようになった「二本松寺」付近にあり、二本松寺は島崎氏の菩提寺だった。

島崎氏も戦国末期の1591年に佐竹氏による常陸国統一時に南方三十三館の城主がすべて殺されたが、その中の一人だ。

この神社は境内にある大イチョウの樹齢が約350年ほどだというので、もっと後の江戸時代初期だろうか。

この神社では毎年10月に祭礼がおこなわれている。山車が2台に神輿が1台でる。
また麻生や川向うの香取市などの山車も参加するという。

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この神社をもう少し調べてみた。
茨城県神社誌によれば、「養老2年、下総国印幡富岡の熊野神社の御分霊を東山に迎祀し、 三社大権現と尊称。 永山の東山日吉山王神社から三熊野神社を当地に移祀。」という。

常陸国風土記に書かれている鳥見の丘の話が浮かんできた。

いったいどういうことか東山日吉山王神社は近くの永山にあるので今度行ってみよう。
もう少しわかったらまた記事にしてみたい。

それにしてもあまりこのあたりも研究されていないようだ。

潮来地区 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2018/09/27 19:59
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