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三昧塚には、北風に吹かれて昨年の重文指定の旗はためく。

 昨日今日の土日は冬でもかなり暖かく風も穏やかだ。
しかし金曜は北風がかなり強く吹いていた。

国道355号線(笠間から香取)を石岡から東へ。

先日NHKの水戸放送局で355号線の紹介をしていたが、何か物足りなかった。
どうも私と今のNHKの若い記者では歴史の認識がかなりずれていることを感じてしまった。

霞ケ浦が昔、江戸と結ぶ重要な船の航路があったことに思いが至らないことがその主なずれとなっていた。

まあしょうがないけど、こうして少しずつ書いていることも何かに役立つこともあるんじゃないかなどという気がしている。

街道沿いのこの三昧塚古墳などとても目立つので何も気にならないのかな?

北風が強く、古墳のところに立てられていた旗がかなり激しく揺れていた。

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「平成30年国指定重要文化財指定」と書かれている。
これはこの古墳で発見された「金銅馬形飾付透彫冠等」が国の重要文化財に指定されたことを示す旗だ。

馬に乗ってこの冠を被ると、冠のまわりにつけられた馬の飾りが動くたびに揺れるという騎馬民族特有の冠だ。
とても気になるものだがあまり知られていない。
現在水戸の歴史館で保管されている。
展示もされているが、それはレプリカだという。

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古墳の上にのぼってみた。
上に置かれている石板には、古墳で発掘された石棺や人骨の方位などがわかる図形が描かれている。

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遠く筑波山が良く見える。

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霞ケ浦までの距離も近く、この日は湖面に白波が立っていた。

「ああ、波乗りうさぎがいる・・・・」

 何かそんな風に見えた。



小美玉・行方地区 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2019/01/20 15:22
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