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舞扇さるの涙のかゝるかな(6)

≪三愚集≫No6 舞扇さるの涙のかゝるかな(小林一茶)

七番日記には「舞扇猿の涙のかゝる哉」とある

三愚集_15P
(夏目漱石 書)

「猿廻し」も正月の大道演芸だったようだ。 
一茶の眼にはどのように映っていたのだろうか。
可愛そうに感じたのか?

三愚集_16P
(小川芋銭 絵)

一茶の句にも「猿廻し」の句がたくさんある。新年の季語という。

江戸の街中では、新年に猿廻しの芸が結構行われていたようだ。

★ 舞猿も草臥顔はせざりけり
★ 我国は猿も烏帽子をかぶりけり
★ 我国は猿も祈祷をしたりけり
★ 御座敷や菓子を見い見い猿が舞

三愚集 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2019/05/22 06:33
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