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笋といふたかんなの闇夜哉(9)

≪三愚集≫No.9 笋といふたかんなの闇夜哉

笋(たかんな)といふ笋(たかんな)のやみよかな:七番日記

笋はタケノコのことで、「たかんな」という読みはタケノコの古名。

俳句では「たかんな」という名前は、俳句好きの人達には結構好きで使われているようだ。

この俳句はどのような意味なのだろうか? 
タケノコ掘りは早朝のまだ暗いうちから、ほとんどが土に中に埋まって、ほんの少しの割れ目を見つけて筍を掘るからでしょうか。

たかんな(笋=筍=竹の子)の闇夜っていったい・・・・・・竹の子の身になってみると、暗い土の中で、やっと地表に割れ目を作った瞬間どんな思いなのでしょうか?
食べる側から見れば、それを見つけて早朝に掘りおこす。

何か少しタケノコが哀れに思えますね。

三愚集_21P
(夏目漱石 書)

三愚集_22P
(小川芋銭 絵)

タケノコを詠った句は多く、一茶もいくつも詠っている。

★ 笋を見つめてござる仏哉
★ 笋をにらんでおじやる仏哉
★ 竹の子の藪にらみたる仏哉
★ 笋や闇い所の行あたり
★ 誰が生て居るぞ笋竹の月
★ 笋にかゝれとてしもやみよ哉
★ 笋や痩山吹も夜の花
★ 笋の うんぷてんぷの 出所かな

三愚集 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2019/05/23 09:04
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