ふや/\と餅につかるる草葉かな No10
≪三愚集≫No.10
ふや/\と餅につかるる草葉かな 小林一茶
七番日記:ふや/\の餅につかるヽ草葉哉
七番日記では「ふやふやの餅」となっているが、漱石の書では「ふやふやと」となっているように読める。
どちらが良いかは人によると思うが、少しニュアンスが違ってきそうだ。
草餅は昔、別名「母子餅(ほうこもち)」ともいった。
これは草餅に母子草=ごぎょう(春の七草のひとつ)を使っていたことが由来という。
この句では 草葉を餅に入れて突いてふやふやの美味しい餅ができる。
そんな突きたての餅の様子を思い浮かべる。

(夏目漱石 書)

(小川芋銭 絵)
一茶の草餅(春の季語)の句
★ 草餅を先ず吹にけり筑波東風
★ 草餅や片手は犬を撫でながら
★ おらが世やそこらの草も餅になる
ふや/\と餅につかるる草葉かな 小林一茶
七番日記:ふや/\の餅につかるヽ草葉哉
七番日記では「ふやふやの餅」となっているが、漱石の書では「ふやふやと」となっているように読める。
どちらが良いかは人によると思うが、少しニュアンスが違ってきそうだ。
草餅は昔、別名「母子餅(ほうこもち)」ともいった。
これは草餅に母子草=ごぎょう(春の七草のひとつ)を使っていたことが由来という。
この句では 草葉を餅に入れて突いてふやふやの美味しい餅ができる。
そんな突きたての餅の様子を思い浮かべる。

(夏目漱石 書)

(小川芋銭 絵)
一茶の草餅(春の季語)の句
★ 草餅を先ず吹にけり筑波東風
★ 草餅や片手は犬を撫でながら
★ おらが世やそこらの草も餅になる
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