如意輪も目さまし玉へ郭公 No14
≪三愚集≫No.14 如意輪も目さまし玉へ郭公(一茶)
七番日記には 「如意輪も目覚し給へ時鳥(ほととぎす)」 とある。
この句は千葉県印西市の瀧水寺(りゅうすいじ)を訪れた時に詠んだ句とされ、この瀧水寺にこの一茶の句碑がある。
ホトトギスの鳴く声が聞こえ、寺の如意輪観音も目を覚ましたまえという句だ。
漱石が書した句には ホトトギス=郭公 と表示されており、一般には郭公=カッコウと読む場合が多いように思うが・・・

(夏目漱石 書)

(小川芋銭 絵)
一般に「かっこう」は「郭公」で、「ほととぎす」は「不如帰」「時鳥」「杜鵑」などと書くようだ。
しかし、「郭公」を昔の和歌などでは「ほととぎす」と読ませている。
古今和歌集などでもこの「郭公」が「ほとぎす」として扱われている。
季語としては夏だ。
この2つの鳥は似ているが、明らかに鳴き声は違う。でも同じ漢字が使われているのは何故なのだろう。
共に5月ごろ日本に渡ってくる渡り鳥で、自分の産んだ卵を、他の鳥に温めてもらうという托卵をする珍しい鳥だそうだ。
七番日記には 「如意輪も目覚し給へ時鳥(ほととぎす)」 とある。
この句は千葉県印西市の瀧水寺(りゅうすいじ)を訪れた時に詠んだ句とされ、この瀧水寺にこの一茶の句碑がある。
ホトトギスの鳴く声が聞こえ、寺の如意輪観音も目を覚ましたまえという句だ。
漱石が書した句には ホトトギス=郭公 と表示されており、一般には郭公=カッコウと読む場合が多いように思うが・・・

(夏目漱石 書)

(小川芋銭 絵)
一般に「かっこう」は「郭公」で、「ほととぎす」は「不如帰」「時鳥」「杜鵑」などと書くようだ。
しかし、「郭公」を昔の和歌などでは「ほととぎす」と読ませている。
古今和歌集などでもこの「郭公」が「ほとぎす」として扱われている。
季語としては夏だ。
この2つの鳥は似ているが、明らかに鳴き声は違う。でも同じ漢字が使われているのは何故なのだろう。
共に5月ごろ日本に渡ってくる渡り鳥で、自分の産んだ卵を、他の鳥に温めてもらうという托卵をする珍しい鳥だそうだ。
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