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更衣いてもの見せんと計りに No15

≪三愚集≫ No.15 更衣いてもの見せんと計りに(小林一茶)

七番日記には 「更衣(ころもがえ) いで物見せん とばかりに」とある

この衣更えの風習は何時頃から始まったのか、少し調べてみた。
辞書を引くと

更衣【ころもがえ】:
季節に応じて着物を改める日をいう。古く宮中では旧暦4月1日と10月1日を更衣の日とし,冬から夏に,夏から冬に,それぞれ衣装を替え調度類をも改めた。この風はのち民間にも浸透した。神もまた更衣するものとして更衣祭を行う神社も少なくない。
とある。
まあ確かに今日のような暑い日が旧暦の4月からあったのか・・・・・
それにしてもまだ5月だというのに今年はもう30度もある。本当に異常だ。

一茶も夏の装いに着替えたら、どこかに物見(見物)にでも行きたくなったのだろう。

三愚集_33P
(夏目漱石 書)

三愚集_34P
(小川芋銭 絵)
それにしてもこの芋銭の絵は印象的だ。

一茶の更衣(ころもがえ)の句 (季語:夏)

★ 曙の空色衣かへにけり
★ 江戸じまぬきのふしたはし更衣
★ 鶯の飯(時)ならん衣衣
★ 更衣朝から松につかはるゝ
★ 更衣此日も山と小藪かな
★ 更衣よしなき草を引ぬきぬ
★ 更衣よしなき草をむしりけり
★ 更衣よしなき虫を殺す也
  など

三愚集 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2019/05/26 11:08
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