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露の世のつゆの身ながらさりながら No.17

≪三愚集≫ No.17 露の世のつゆの身ながらさりながら(小林一茶)

おらが春に 「露の世は露の世ながらさりながら」 とある。

この句は一茶の長女(さと)が疱瘡(天然痘、おこり)にかかり亡くなった時に詠んだ句といわれています。

この世は露のようにはかないものだと知ってはいても、それでもやはりあきらめきれない。
そんな気持ちを句にしたものでしょう。

長女さとは一茶が56歳の時に生まれた子供でした。
それが1年後に亡くなったのです。そしてこの間のさととの愛と死をテーマにまとめた句集が「おらが春」です。

三愚集_37P
(夏目漱石 書)

三愚集_38P
(小川芋銭 絵)

★ 目出度さもちう位也おらが春
★ 雀の子そこのけそこのけ御馬が通る

一茶の俳句の世界、いや確かに、難しい世界に足を踏み込んでしまったのかもしれない。
でも何かものの見方が変わってきそうな予感・・・・




三愚集 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2019/05/28 05:56
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