菊咲くや我にひとしき似せ隠者 No.20
≪三愚集≫No.20 菊咲くや我にひとしき似せ隠者 (小林一茶)
七番日記に 「菊さくや我に等しき似せ隠者(いんじゃ)」 とある。

(夏目漱石 書)

(小川芋銭 絵)
菊のことを「 陰君子(いんくんし)」とか、「隠逸花(いんついか)」などとも呼ぶそうだ。
「陰君子(いんくんし)」は、 隠遁する有徳の人のことをさし、「隠逸花(いんいつか)」の意味は「暗闇でも、清らかな香りでそこに菊があることが分かる」というところから呼ばれているようです。
中国(北宋時代)の周敦頤(しゅうとんい)が書した「愛蓮説」の中に、
予謂菊花之隠逸者也
と書かれた箇所があり、これが「菊の花=隠逸なる者(俗世間から逃れた者)」という意味をもって俳句などでも使われているようです。
七番日記に 「菊さくや我に等しき似せ隠者(いんじゃ)」 とある。

(夏目漱石 書)

(小川芋銭 絵)
菊のことを「 陰君子(いんくんし)」とか、「隠逸花(いんついか)」などとも呼ぶそうだ。
「陰君子(いんくんし)」は、 隠遁する有徳の人のことをさし、「隠逸花(いんいつか)」の意味は「暗闇でも、清らかな香りでそこに菊があることが分かる」というところから呼ばれているようです。
中国(北宋時代)の周敦頤(しゅうとんい)が書した「愛蓮説」の中に、
予謂菊花之隠逸者也
と書かれた箇所があり、これが「菊の花=隠逸なる者(俗世間から逃れた者)」という意味をもって俳句などでも使われているようです。
コメント