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菊咲くや我にひとしき似せ隠者 No.20

≪三愚集≫No.20 菊咲くや我にひとしき似せ隠者 (小林一茶)

七番日記に 「菊さくや我に等しき似せ隠者(いんじゃ)」 とある。

三愚集_43P
(夏目漱石 書)

三愚集_44P
(小川芋銭 絵)

菊のことを「 陰君子(いんくんし)」とか、「隠逸花(いんついか)」などとも呼ぶそうだ。

「陰君子(いんくんし)」は、 隠遁する有徳の人のことをさし、「隠逸花(いんいつか)」の意味は「暗闇でも、清らかな香りでそこに菊があることが分かる」というところから呼ばれているようです。

中国(北宋時代)の周敦頤(しゅうとんい)が書した「愛蓮説」の中に、

 予謂菊花之隠逸者也

と書かれた箇所があり、これが「菊の花=隠逸なる者(俗世間から逃れた者)」という意味をもって俳句などでも使われているようです。



三愚集 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2019/05/31 08:45
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