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年花や四十九年の無駄あるき No.27

≪三愚集≫No.27 年花や四十九年の無駄あるき(小林一茶)

七番日記に 「月花や四十九年のむだ歩き」 とある

1811年(文化8年) 一茶が49歳の時の句だ。

三愚集_57P
(夏目漱石 書)

三愚集_58P
(小川芋銭 絵)

三愚集に選ばれている一茶の27句の最後の句です。

夏目漱石は「年花や」と書き、 七番日記には「月花や」とある。

月だ花だとそれを愛でて句などを書き、旅を続けてきたが・・・・・・・・
故郷での遺産問題が、10年もの期間を費やしてようやく決着を見た時の心境か?

芋銭の絵も 旅で訪れた道祖神や神社などを思わせる。
擦り減らした草鞋を取り換えたのだろうか・・・・

三愚集は一度自分なりに見てみたかった。
これから自分用に手元に置く本にでもしてみようかと思う。

まとめたら、また紹介しましょう。


三愚集 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2019/06/07 06:35
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