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潮来長勝寺とあやめ祭り

潮来のアヤメ祭りは例年5月末頃から1ヶ月間行われています。
私もこの期間にこの近くを通ることが数回あるので、さっと見物をしています。

潮来の歴史や、水運、十二橋なども一通り頭に入れてきたので、新たに見物するところもあまりない。

ここも水辺の場所と、少し奥の地域などで大分イメージは異なり、天狗等の悲惨な歴史などの爪痕なども見て取れる。

今回は前川アヤメ園から古刹である源頼朝ゆかりの長勝寺に足を伸ばしてきた。
足を伸ばすといってもごく近く、僅かな距離だ。

しかし、この日もアヤメ園は観光客もまずまず多かったが、この寺へはあまり観光客もやって来ていなかった。
私は、あるの桜の時期とその後今年も今まで2回ほど来ているので、季節季節の移り変わりを楽しんでいる。

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この山門は県の文化財に指定されているが、楼門形式の仁王門である。
しかし、仁王は置かれていない。
江戸時代初期に潮来の他の寺(普門院)から移築したものだ。

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この参道の桜は見事だが、今はすっかり葉が茂り、木々の下には紫陽花の花がもうじき咲きそうであった。
紫陽花も咲けばまたこの通りも風情が違ってくるだろう。

潮来にはもう少し山側に二本松寺というお寺があり、ここが紫陽花寺と呼ばれるようになった。
寺の周囲の斜面に1万本の紫陽花が植えられ、色とりどりの数種類の紫陽花がきれいに咲き誇る。
数年前までは見学が無料であったが、今は300円ほどの見学料がかかる。(紫陽花祭りの6月1ヶ月)

私にとってはこの二本松寺は行方四頭の一人「嶋崎氏」の祈願寺という思いが強く、アジサイは二の次である。
嶋崎氏は潮来・牛堀地域などを領していた。

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この本堂も源氏の笹竜胆(りんどう)のマークがあり、たいそう堂々としている。県指定の文化財となっています。
しかし、このアヤメ祭りの期間に限っては、本堂がオープンになっており、中に安置されている仏像を拝顔することが出来ます。

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◆阿弥陀如来像及び両脇侍像 【県指定】(鎌倉時代前期~中期)
〈像高・・・阿弥陀如来坐像:89.4cm、観音菩薩立像:107.5cm、勢至菩薩立像:106.3cm〉
ヒノキ材の寄木造、漆箔、玉眼嵌入

長勝寺の本尊で、運慶作との伝承もある定朝様の寄木造りの仏像です。

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◆大迦葉(だいかしょう)立像 【県指定】<頭部は南北朝時代(14世紀)、体躯は元禄11年(1698)の作>
 水戸光圀の名の入った修理銘が像の背面に残されています。
 本像の修理は、水戸藩内の名刹復興事業の一環として行われ、この像の名称はわかっていなかったのですが、光圀自身が釈迦の十大弟子の一人である「迦葉」を当てたことが記録でわかります。
像までの距離が少し遠いので分かりづらいのですが、なかなか表情もよいすぐれた仏像です。
ただ、江戸時代初期には頭部のみが残されていただけだったようで、体の部分は後から補ったようです。

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向かって右端の像は見た限りでは毘沙門天のようです。詳細は調べていないので分かりません。
その左側に小さな釈迦如来坐像?が安置されていました。
調べてみないと詳細は分かりません。

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本堂の手前左側に大きな「長勝寺のボダイジュ」と書かれた木が大きく枝を広げています。

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枝の先にはたくさんの小さな花のつぼみがついていました。
花が咲くのはもう少し先になるのでしょう。
今度は紫陽花とこの菩提樹の花が楽しみです。

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潮来地区 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2019/05/29 15:19
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