外川と「亀のまくら」
銚子の御嶽神社で西広家(治郎吉)漁業の氏神さまである御嶽神社で海亀の墓(霊)を見た後、「亀のまくら」が奉納されているという外川(とかわ)の大杉神社を目指しました。
しかしこの日は銚子に向かう途中で用事もあり、いつもより遅くなってしまったので御嶽神社で「海亀の霊」(墓)を確認し終わったのは12時少し前。
このまま外川を往復すると食事の時間が無くなりそうでした。
でもここまで来たのだからと時間が許すところまで行こうと車を走らせました。
そして黒生(くろはえ)側から海岸に沿った道を南下し、犬吠崎灯台近くを通りました。
これが却って遠回りになったようです。
地名「黒生」も「クロハエ」と読むようですが、この漢字で思い出すのは「ビール」か「髪の毛」か?・・・・
銚子電鉄の駅もネーミングを企業に売っていますので(ネーミングライツ)、ここの「笠上黒生(かさがみくろはえ)駅」は、「髪毛黒生(かみのけくろはえ)駅」となっています。
企業は育毛シャンプー(スカルプ)のメーカです。

銚子の海岸も穏やかで気持ちのよい風と青い海に、比較的穏やかな白波がとても印象的でした。

犬吠駅で線路を渡りました。
この駅は、銚子電鉄の観光路線化を目指してポルトガル風に1990年末に改修したものです。
また経営危機を乗り越えるためにこの駅では「まずい棒」なる菓子を販売しています。
まだ食べたことはありませんが、まあ経営危機を逆手にとっての命名でしょうか?

丁度踏み切りで、電鉄の電車がやって来ました。青色の電車です。 前に見ていた電車の色と違うような・・・・
2016年に投入された3000形 この線路も単線です。
銚子駅と外川駅のとても短い区間を走ります。
濡れせんべいで電鉄経営の危機を救ったと有名になりましたが、今だに鉄道事業は赤字で危機は続いていそうです。
また昨年「鯖威張る弁当」なる鯖(サバ)弁当も「サバイバル」と名づけて販売中とか。
その後、銚子で最初に漁港として栄えた坂の多い町「外川」までやってきたのですが、どうやらこのままでは午後の仕事に支障が出そうですので引き返すことにしました。
引き返そうと路地を曲がるとそこは銚子電鉄終点の「外川」駅でした。
丁度犬吠駅で踏み切りで通過して行った電車が到着しお客さんが次々と降りてきました。
さて、外川と書いて私などはすぐ「とがわ」と言ってしまうのですが、銚子の人には「とかわ」と訂正されてしまいます。
茨城を「いばらぎ」ではなく「いばらき」というのに似ていますね。


駅の中です。
こじんまりした昔風の雰囲気が残っています。
この風情をあえて残しているのかもしれませんね。
時計は丁度お昼の12時です。
いよいよ時間がなくなりました。昼を食べそこなってしまいそうです。引き返しましょう。

赤いポストも懐かしいですね。「ありがとう」の文字もうれしい。
犬吠崎灯台は白いポストでした。
犬吠崎灯台で投函した郵便物は確か記念のスタンプが押されると書かれていたと思いますが、ここにはそんな仕掛けはなさそうです。

外川駅には現在NHK朝ドラの「澪つくし(みおつくし)」の撮影に使われた場所らしく、この看板がおかれ、以前この調子電鉄を走っていた電車「デハ801」の無料公開が行われていました。

この車両は愛媛県の伊予鉄道で戦後すぐの頃から使われていた車両を銚子電鉄が譲り受けて、昭和60年から25年間使われていたものです。
車両の外装塗装をして、2年ほど前からここで公開されています。(平日15:00、休日16:30まで)


さて、大杉神社まで行く時間がなくなりましたので引き返しました。
でもこの大杉神社は2017年4月に訪れています。
記事は ⇒ 「銚子漁港の始まりは外川港であった」(2017.4.16)
この時に神社の社前で撮った写真には「かめのまくら」なる流木が写っていました。

大杉神社の祠の右隣に立てかけてある流木が「亀のまくら」です。
前に訪れたときには書かれた物がなかったので気がつきませんでした。
単なる木の根っこのようにしか見えませんね。
大杉神社も天狗信仰が強い神社であるから山岳信仰と結びついた神社だと思うのですが、亀も天狗と同様に海の生き物である大海亀を祀るような信仰に結び付いているのでしょうか。
しかしこの日は銚子に向かう途中で用事もあり、いつもより遅くなってしまったので御嶽神社で「海亀の霊」(墓)を確認し終わったのは12時少し前。
このまま外川を往復すると食事の時間が無くなりそうでした。
でもここまで来たのだからと時間が許すところまで行こうと車を走らせました。
そして黒生(くろはえ)側から海岸に沿った道を南下し、犬吠崎灯台近くを通りました。
これが却って遠回りになったようです。
地名「黒生」も「クロハエ」と読むようですが、この漢字で思い出すのは「ビール」か「髪の毛」か?・・・・
銚子電鉄の駅もネーミングを企業に売っていますので(ネーミングライツ)、ここの「笠上黒生(かさがみくろはえ)駅」は、「髪毛黒生(かみのけくろはえ)駅」となっています。
企業は育毛シャンプー(スカルプ)のメーカです。

銚子の海岸も穏やかで気持ちのよい風と青い海に、比較的穏やかな白波がとても印象的でした。

犬吠駅で線路を渡りました。
この駅は、銚子電鉄の観光路線化を目指してポルトガル風に1990年末に改修したものです。
また経営危機を乗り越えるためにこの駅では「まずい棒」なる菓子を販売しています。
まだ食べたことはありませんが、まあ経営危機を逆手にとっての命名でしょうか?

丁度踏み切りで、電鉄の電車がやって来ました。青色の電車です。 前に見ていた電車の色と違うような・・・・
2016年に投入された3000形 この線路も単線です。
銚子駅と外川駅のとても短い区間を走ります。
濡れせんべいで電鉄経営の危機を救ったと有名になりましたが、今だに鉄道事業は赤字で危機は続いていそうです。
また昨年「鯖威張る弁当」なる鯖(サバ)弁当も「サバイバル」と名づけて販売中とか。
その後、銚子で最初に漁港として栄えた坂の多い町「外川」までやってきたのですが、どうやらこのままでは午後の仕事に支障が出そうですので引き返すことにしました。
引き返そうと路地を曲がるとそこは銚子電鉄終点の「外川」駅でした。
丁度犬吠駅で踏み切りで通過して行った電車が到着しお客さんが次々と降りてきました。
さて、外川と書いて私などはすぐ「とがわ」と言ってしまうのですが、銚子の人には「とかわ」と訂正されてしまいます。
茨城を「いばらぎ」ではなく「いばらき」というのに似ていますね。


駅の中です。
こじんまりした昔風の雰囲気が残っています。
この風情をあえて残しているのかもしれませんね。
時計は丁度お昼の12時です。
いよいよ時間がなくなりました。昼を食べそこなってしまいそうです。引き返しましょう。

赤いポストも懐かしいですね。「ありがとう」の文字もうれしい。
犬吠崎灯台は白いポストでした。
犬吠崎灯台で投函した郵便物は確か記念のスタンプが押されると書かれていたと思いますが、ここにはそんな仕掛けはなさそうです。

外川駅には現在NHK朝ドラの「澪つくし(みおつくし)」の撮影に使われた場所らしく、この看板がおかれ、以前この調子電鉄を走っていた電車「デハ801」の無料公開が行われていました。

この車両は愛媛県の伊予鉄道で戦後すぐの頃から使われていた車両を銚子電鉄が譲り受けて、昭和60年から25年間使われていたものです。
車両の外装塗装をして、2年ほど前からここで公開されています。(平日15:00、休日16:30まで)


さて、大杉神社まで行く時間がなくなりましたので引き返しました。
でもこの大杉神社は2017年4月に訪れています。
記事は ⇒ 「銚子漁港の始まりは外川港であった」(2017.4.16)
この時に神社の社前で撮った写真には「かめのまくら」なる流木が写っていました。

大杉神社の祠の右隣に立てかけてある流木が「亀のまくら」です。
前に訪れたときには書かれた物がなかったので気がつきませんでした。
単なる木の根っこのようにしか見えませんね。
大杉神社も天狗信仰が強い神社であるから山岳信仰と結びついた神社だと思うのですが、亀も天狗と同様に海の生き物である大海亀を祀るような信仰に結び付いているのでしょうか。
私も外川には時々行きます。
銚子電鉄に乗ってのんびりといい感じですね。
車両が新しくなってからは昔の銚電のノスタルジーさが無くなってしまいました。
色あいも変わってしまって、オープン車両の【澪つくし号】の無くなってしまい寂しいです。
しかし銚子市のわずか5・6㎞しか走っていないのに、何とか営業しているのはまさに奇跡としか言いようがありません。これからもずっと存続してほしい銚子電鉄です。銚電のマスコット、デキ3もかわいいですよ。
外川の言い方ですが、私の家内や銚子のしんせきは、【とかわ・とがわ】ではなく、【とがぁ】と
言います。方言・訛りは楽しく面白いです。
まほら、いつも楽しみにしています。
> 私も外川には時々行きます。
そうですか。この電車に乗ることはほとんどないのですが、このような電車線路がなくなることがないといいなと願っています。地方の電車はこの地方間の文化をつなぐ絆ですよね。
こちらの鹿島鉄道もなくなりバスなどでは今迄の文化を壊していくようで寂しい思いがしています。
> 外川の言い方ですが、私の家内や銚子のしんせきは、【とかわ・とがわ】ではなく、【とがぁ】と
> 言います。方言・訛りは楽しく面白いです。
やはりそんな発音なんですね。海に近い漁師町はどこも言葉(なまり)が残っていますから・・・
またコメント楽しみにお待ちしています。