千葉の難読漢字(41) 野狐台町
≪野狐台町 やっこだいまち≫ 佐倉市

≪野狐台町 やっこだいまち≫ 佐倉市
地名の由来は「ヤッコ(奴)」によるものか。江戸前期は鏑木・大蛇両村の入会地で、寛文頃両村から分かれて佐倉城外の足軽屋敷となった。(角川 日本地名大辞典)
野狐を「ノギツネ」と読まず、「ヤコ」と読むのは、人をだますキツネの妖怪の事のようだが、この地名の由来は江戸時代の足軽や「奴(やっこ)さん」身分の人たちが多く住んでいたことのようです。
Wikipediaで「奴」を調べてみると
「奴(やっこ)とは、江戸時代の武家の下僕のこと。」
「武家に働く者の中でも低い身分にあたり、「中間(ちゅうげん)」や「折助(おりすけ)」と呼ばれていた武家奉公人を、蔑むときの呼び名である。「家つ子」(やつこ)が語源であるとされる。」
と書かれています。
また、「奴は農民や一般町民の次男三男が雇われてなることが多かった。武士が出かける時の荷物持ちなど、雑務をこなしていた。参勤交代の時には大勢の奴が必要となるため、このときだけ臨時で雇われるということもあった。 」ともあります。
奴の姿は、一般に大きな四角形を染めた半纏を着ていることが多く、この四角の形から豆腐を四角に切ったものが「冷奴」と呼ばれるようになったとか・・・。
また、
・奴凧(やっこだこ)・・・奴の両袖を張った姿を模したもの
・「○○奴」(遊女や芸者)・・・遊廓や花柳界の女性がこの身分の男性の言行をまねることがあったため
だそうです。
まあ、最近はあまり「奴さん」の歌も聞かなくなった。
昔は江利チエミや美空ひばりが歌っていたが・・・
さて、キツネに騙される方の「野狐(ヤコ)」だが、九州などでは野狐(ヤコ)にだまされたり、とり憑かれる話しなどがたくさんある。
まあこんな話も時間があれば調べてみるのも面白そうだが、この地名とはあまり関係ないようだ。
ただ、ヤッコを漢字で「奴」と書くのは奴隷の連想に通じるので憚られたようで、「野狐」とあらわしたのだろう。
千葉の地名シリーズ最初から読むには ⇒ こちらから

≪野狐台町 やっこだいまち≫ 佐倉市
地名の由来は「ヤッコ(奴)」によるものか。江戸前期は鏑木・大蛇両村の入会地で、寛文頃両村から分かれて佐倉城外の足軽屋敷となった。(角川 日本地名大辞典)
野狐を「ノギツネ」と読まず、「ヤコ」と読むのは、人をだますキツネの妖怪の事のようだが、この地名の由来は江戸時代の足軽や「奴(やっこ)さん」身分の人たちが多く住んでいたことのようです。
Wikipediaで「奴」を調べてみると
「奴(やっこ)とは、江戸時代の武家の下僕のこと。」
「武家に働く者の中でも低い身分にあたり、「中間(ちゅうげん)」や「折助(おりすけ)」と呼ばれていた武家奉公人を、蔑むときの呼び名である。「家つ子」(やつこ)が語源であるとされる。」
と書かれています。
また、「奴は農民や一般町民の次男三男が雇われてなることが多かった。武士が出かける時の荷物持ちなど、雑務をこなしていた。参勤交代の時には大勢の奴が必要となるため、このときだけ臨時で雇われるということもあった。 」ともあります。
奴の姿は、一般に大きな四角形を染めた半纏を着ていることが多く、この四角の形から豆腐を四角に切ったものが「冷奴」と呼ばれるようになったとか・・・。
また、
・奴凧(やっこだこ)・・・奴の両袖を張った姿を模したもの
・「○○奴」(遊女や芸者)・・・遊廓や花柳界の女性がこの身分の男性の言行をまねることがあったため
だそうです。
まあ、最近はあまり「奴さん」の歌も聞かなくなった。
昔は江利チエミや美空ひばりが歌っていたが・・・
さて、キツネに騙される方の「野狐(ヤコ)」だが、九州などでは野狐(ヤコ)にだまされたり、とり憑かれる話しなどがたくさんある。
まあこんな話も時間があれば調べてみるのも面白そうだが、この地名とはあまり関係ないようだ。
ただ、ヤッコを漢字で「奴」と書くのは奴隷の連想に通じるので憚られたようで、「野狐」とあらわしたのだろう。
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