千葉の難読地名(76) 大坂 糠田 怒田 (君津市)
≪大坂 おさか≫ 君津市
≪糠田 ぬかた≫ 君津市
≪怒田 ぬだ≫ 君津市

≪大坂 おさか≫ 君津市
小櫃(おびつ)川上流に位置する。
明治7年に小坂(こさか)村、太郎右衛門(たろううえもん)村、鴫畑(しぎはた)村が合併して「大坂村」が成立。
3村のうち「小坂村」が一番大きく、他の2村を吸収する形であった。
そのため、村名を変えるときに「小 ⇒ 大」として、読みを「おさかむら」としたと考えられる。
≪糠田 ぬかた≫ 君津市
室町時代の辞書「和名抄」に「周淮郡額田郷」とあり、また「額田部郷」とも書かれている。
文禄3年(1594)の村高帳に「糠田村」と記載されている。
地名の由来は「ぬかるみの田=米がよくとれる田」で、朝廷が直轄したり地方豪族に管理させたことに由来するとされる。
また一方古代の「額田部湯坐連(皇子の養育料のために設置された部民)」との関係もいわれている。
古代の周淮郡には湯坐郷もあった。
≪怒田 ぬだ≫ 君津市
東京湾に注ぐ小櫃(おびつ)川中流に位置する。御腹(おはら)川の水源地でもある。
地内の大日堂所蔵の大日如来坐像の墨書銘(1464年)に「奉造立沼田寺大日如来」とあり、大日堂は古くは「沼田寺」と称していたと思われる。
恐らく怒田も古くは「沼田」と書いたと思われる。
文禄3年(1594)の村高帳に「怒田村」と見える。
また、「日出(ひので)」とか、「泥濘田(ぬかりだ)村」まどとも称した。
地名は「ぬ(沼地)・た(処)」で湿地を指した言葉であろう。
≪糠田 ぬかた≫ 君津市
≪怒田 ぬだ≫ 君津市

≪大坂 おさか≫ 君津市
小櫃(おびつ)川上流に位置する。
明治7年に小坂(こさか)村、太郎右衛門(たろううえもん)村、鴫畑(しぎはた)村が合併して「大坂村」が成立。
3村のうち「小坂村」が一番大きく、他の2村を吸収する形であった。
そのため、村名を変えるときに「小 ⇒ 大」として、読みを「おさかむら」としたと考えられる。
≪糠田 ぬかた≫ 君津市
室町時代の辞書「和名抄」に「周淮郡額田郷」とあり、また「額田部郷」とも書かれている。
文禄3年(1594)の村高帳に「糠田村」と記載されている。
地名の由来は「ぬかるみの田=米がよくとれる田」で、朝廷が直轄したり地方豪族に管理させたことに由来するとされる。
また一方古代の「額田部湯坐連(皇子の養育料のために設置された部民)」との関係もいわれている。
古代の周淮郡には湯坐郷もあった。
≪怒田 ぬだ≫ 君津市
東京湾に注ぐ小櫃(おびつ)川中流に位置する。御腹(おはら)川の水源地でもある。
地内の大日堂所蔵の大日如来坐像の墨書銘(1464年)に「奉造立沼田寺大日如来」とあり、大日堂は古くは「沼田寺」と称していたと思われる。
恐らく怒田も古くは「沼田」と書いたと思われる。
文禄3年(1594)の村高帳に「怒田村」と見える。
また、「日出(ひので)」とか、「泥濘田(ぬかりだ)村」まどとも称した。
地名は「ぬ(沼地)・た(処)」で湿地を指した言葉であろう。
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