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壁面観世音(城里町)

 今朝書いた「ビーフライン」を旧桂村(現城里町)阿波山で国道123号線を超えて、西へ笠間方面に入ると、県道112号線のバイパス道となる。
すぐに花の寺、孔雀のいる寺としても有名な大山寺を通る。
まあここは前にも何回か紹介しているので、通過してそのまま進むと、現在のビーフラインは途中から南に直角に曲がる。

しかし、地図上はそのまま県道112号(ビーフライン)はまっすぐ西にも続いている。
この道を進むと、岩船川に突き当たり、広い道はここで終わる。

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笠間方面には左に細い道が続き、右へは牧場と壁面観世音の案内板がある。
そして岩船川を渡った所に左・観世音の矢印がある。
地名は孫根という。
ただ昔はこの観世音像があるので、観世音村とも呼ばれていたようです。

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車ではここまで入れるが、近いので、県道の突き当たり附近で停めて歩いてきたほうがよい。

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案内看板のところを、川沿いに少し進むとこの壁面観世音とこの壁の直ぐ前に堂宇が建っている。
このお堂の直ぐ裏の壁面を削りこんで、観世音像が彫りこまれている。

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この観音像も大分輪郭などが風雨でぼやけてきているが、伝えるところでは奈良の都から常陸国を通って会津へ渡った法相宗の徳一法師が彫ったものと伝えられている。

願をかけて一晩で彫ろうとしたが、まだ目を開かせる前に一番鶏が鳴いてしまい、とうとう開眼せずに未完であったといわれている。
そのため「目つぶれ観音」とも呼ばれています。
またこの地方では、鶏を飼わないなどともいわれてきました。

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大木の根元には石像が置かれていた。

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実はここにはもう10年くらい前にも訪れているが、当時はこの県道も確かにこの場所でストップしていた。
ただ、それからビーフラインなどは途中から南を通るように変更され、この道は計画変更されているようだ。
おそらくこの壁面観音像の直ぐ脇の山を削る計画だったのかもしれない。

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像の手前広場の直ぐ前まで、道路工事の土盛りが迫っている。

しかし、ここは岩場で、削るのは大変だ。しかも文化財のある像の脇を無残に削ろうとしたのか・・・・・。
今はこの工事は中断なのか? ここで取り止めになったのか?
いずれにせよこのままではどうしようもない。
中止して、景観を守るようにしてほしい。
こんな事は、日本の恥だと思う。

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ここを流れる川は「岩船川」だと思うが、岩船川は北を流れる川と二手に分かれているので、こちらを「観世音川」と呼ぶようです。

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この観音様にまつわる昔話が茨城の民話Webアーカイブにあります.⇒ こちら

今は、この像の前の川に橋が架けられ、像のすぐままで土盛りが行われた状態で止まっている。
まったく醜い姿となってしまった。

笠間方面 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2020/12/21 18:23
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