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庚申塔(12) 諏訪大神(千葉県香取市下小堀)

 利根川の千葉県側を佐原の街から東に向かって進むと旧小見川町に入り道路沿いに少し変わった屋根の神社があります。
諏訪大神と名前がつけられています。
この辺りは多くの神社が、「神社」ではなく、「大神」と名称が付けられています。

この辺りで諏訪大神というと、東庄町笹川にある「諏訪大神」が有名ですので、同じ名前なので少し混同してしまいそうです。

佐原(現:香取)の街中にも大きな「諏訪神社」があり、佐原の大祭の元社でもあります。

最初に、この香取地区に来て感じたのは、何故このように諏訪神社が多いのかということでした。
調べていくうちに、物部氏と出雲族の勢力争いが合ったような痕跡があちこちに散見されることに気が付きました。

諏訪神社は出雲系の神社ですから、この佐原周辺までは出雲族が進出してきていたのでしょうか。
なにしろ香取神宮は物部の神を祀っていますので、香取神宮と佐原の間で少し勢力争いがあったのではないかと勝手に推測しています。

koushin09s.jpg

この通り沿いの諏訪大神の境内に置かれていた庚申塔。

青面金剛の足元には邪鬼が踏みつけられており、その直ぐ下にははっきりわかりませんが鶏も描かれているようです。

(庚申は申から酉の日にかけての行事だから、猿と鶏を彫るということのようです。庚申(かえのさる)の日は鶏が鳴く時まで起きていればよいということもあるのでしょう。)

庚申の日は60日に1回、庚申年は60年に1度。
五行説などをもう少し勉強すれば運気などもわかってくるのか・・・??


そして台座には三猿も確り描かれています。




庚申塔 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2021/02/09 05:31
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