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水雲問答(13) 一心定まれば

  これは江戸時代の(長崎)平戸藩の藩主であった松浦静山公が晩年の20年間に毎日書き残した随筆集「甲子夜話(かっしやわ)」に書かれている2人の手紙による問答集を理解しようとする試みです。

雲:白雲山人・板倉綽山(しゃくざん)1785~1820年 上州安中の藩主
水:墨水漁翁・林述斎(じゅっさい):1768~1841年 儒学者で林家(幕府の大学頭)中興の祖
松浦静山・松浦 清 :1760~1841年

水雲問答13

水雲問答(13) 一心定まれば

雲:
 人の言(いひ)がたきをことを云(いひ)、人の行ひがたきを致し候は、英雄と存候。一心自(みずから)定天にも勝申候。まして順を以て動申候こと、出来ぬこと有間じくと存候。

(訳)
 人が言いにくいことをはっきり言って、人が行えないようなことをなし遂げる人が英雄というものでしょう。(精神を統一して)一心が定まれば、天にも勝つことでしょう。ましてその(天の)時に従って、動けば、何事も出来ないことは無いと思われます。


水:
 ご尤に候。可無く間然す候。

(訳)
 ごもっともに存じます。これについて何も言う事はありません。


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水雲問答 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2021/03/18 17:12
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