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一打ちで七匹

 5月の末の夏日。
やけに暑くて、机に向かってるのも疲れてきていた。
すると、一匹のハエが目の前に飛んできた。

今年のハエも早いな~。 などとまあのんきに・・・
まずはこの目障りなハエを追い払ってと手で追い払うが、又すぐにやってくる・・・・

今年の梅雨は何時になるのか・・・こんな晴れたり大雨となったり、シトシトと降ったり・・・・

まあ、ハエもうるさい物の代表のようなものだろう。
うるさい=五月蝿 と書くくらいだから、旧暦とはいえ5月(梅雨)のハエも昔からいなくならないものらしい。

そんなくだらないことを考えていたら、昔読んで気になっていた話を思い出した。
小学校高学年か、中学の始めのころだと思うが、誰かに図書カードのようなものをお祝いか何かで頂いたのだと思うが、新宿の紀伊国屋書店に行った。
当時は東京郊外の小さな都営の住宅にくらしていた。

確かシートン動物記だったか記憶がはっきりしないが、(文庫文)セットで全巻購入したように記憶している。
そのときに、もう少し買えたので、書店内をうろうろして1冊の子供向け童話の本を買った。

この本はタイトルも覚えておらず、たくさんの冒険もののお話が書かれていた。

その1つの話しに、「一打ちで七匹」だったか、タイトルも忘れてしまったが、ちびの仕立て屋さんが食べ物にハエがたくさんたかったのを布か何かで一打ちしたら、ハエが七匹死んでいた。

これは素晴らしい、おれ様がこんなに凄いことを皆に教えなければいけないと、帯に「一打ち七つ」と大きく書いて体に巻いて冒険の旅に出るという話しである。
そして、いろいろな力の強い相手も知恵と勇気で皆乗り越えて、最後はある国のお姫様と結婚して国王になるというものだ。

もう60年ほど前なので、この話の出所がわからなかった。
まあ団塊世代の真っ只中でうまれ、そのままこの塊が小さくなることは無く、何時になっても受験競争ばかりが目の前に広がっていた。
成績が上っただの下がっただの、今思えばもう少し違った生き方も出来たのではないか?

こんな話しに興味を持ったのも、きっと、そんな夢を見る気持を少し後押ししてくれた話だったのかもしれない。

最近はネットでの検索が容易になり、このハエを見て、この話を検索してみた。
するとたくさんのコメントや話しの紹介も出てきた。
グリム童話の一つで、あまり紹介されていなかった話だそうで、30年ほど前にテレビアニメで新グリム名作劇場? で日本にも広まったらしい。

私が最初に読んだのはもう60年も前だったから、それから数年後くらいに、もう一度読みたいと思ったことがあって本屋を捜したけれどわからなかった記憶がある。

タイトルは「勇ましいちびの仕立て屋」というのだそうだ。
今はネットでこうして見つかるので、楽はらくだが・・・・ その時にすぐに見つかっていたら、今ほど、この本への思い入れないのだろうな。

ネットは楽だし、知識はたくさん広がる。
でも私も、企業でもデジタル化を推進してきた人間の端くれだが、探し回ってもなくて・・・ でもどこか心にその捜したという記憶が残り・・・なんていうのも良いことだと思う。

先日書いた「万緑叢中 紅一点」でザクロの赤と緑の草の対比などの言葉を知ったのも家にあった「漢和辞典」であった。
漢和辞典にはこのような漢字を使う例文が満載だった。こんなのを見つけて喜んだのも、また懐かしい。

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昔話について | コメント(0) | トラックバック(0) | 2021/06/05 10:04
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