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烟田城跡をたずねて(2/2) 西光院と千手観音堂

 昨日の続きです。
烟田城跡に建つ2年前に閉校となった新宮小学校の周りをうろうろして、また小学校の正門前に戻って来ました。

この学校の入口と並んで、天台宗の「西光院」という寺が建っています。

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なかなか立派なお寺の構えである。

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説明板によると、慈覚大師(円仁)の創建が伝えられているというので平安時代8世紀前半の創建とも伝えられているという。
まあ、しかし、この寺伝ははっきりしていないので、烟田氏の始祖、烟田朝秀が13世紀に建立したものだろう。

烟田氏が滅び、火災にもあってあまり寺の歴史を示す資料は残されて痛いらしい。

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真っ直ぐ入った正面に山門とその奥に比較的新しい本堂。
山門の右手に鐘楼。
山門を入って左手に「千手観音堂」があります。

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この観音堂はかなり立派な建物です。
昔は年2回の縁日でかなり賑わったとか。

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この観音堂の中央に立派な厨子がおかれています。この中に観音像が安置されているのでしょうか。
鉾田市指定文化財に「木造 千手観世音立像」と「木造 両脇侍立像」がありますので、この厨子の中に安置されているのでしょう。

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手前の左右に木造の仁王像などが置かれていました。
何時のものかはわかりません。

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俵に載っているのは大黒様でしょうか。

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この仁王像は一般には厳しい表情のはずですが、どこかユーモラスですね。
何処かのお寺の仁王門からこちらにもってきたのでしょうか。

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でも左右ともに口が閉じられているようですから阿吽の仁王像ではないのかもしれません。

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今は飽きですから、ひな祭りとは大分時期が離れていますが、色鮮やかなつるし雛が飾られていました。



常陸国における源平合戦 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2021/10/24 13:08
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