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鹿島神宮(3) 坂戸神社

 常陸国風土記に「香島の天(あめ)の大神」と書かれている鹿島神宮の社を北から順に巡ってみました。
最初に経津主神を祀る「沼尾神社」を紹介しました。
今回は坂戸神社です。

場所は沼尾神社と鹿島神宮のちょうど中間あたりにあります。

沼尾神社も、坂戸神社も県道鹿嶋-鉾田線の西側にあり、鹿嶋サッカースタジアムに近い場所になります。

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県道側から西に入ると、沼尾神社はそのまま参道となり正面に神社の拝殿が迎えてくれるのですが、こちらの坂戸神社は正面ではなく、左を向いています。
要するに、鹿島神宮の方を向いているのです。
この辺りにあるはずだと近くに行って初めてその木々の茂みに神社の存在が分かり、手前の道を少し回って神社の鳥居のところに横から入ります。

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こじんまりした拝殿の後ろに少し大きな本殿があります。

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沼尾神社と同じように樹叢に覆われていますが、こちらの方が少し新しい感じがします。

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こちらはすぐ近くにある社なのですが、何に使われているのか・・・

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祭神は天児屋根命(あめのこやねのみこと)です。
これはこの鹿島神宮の祭司を務めた家でもある中臣氏の祖神です。
中臣という名前も天の神と人との間を取り持つ(占い等で)という意味だと勝手に解釈しております。
勿論中臣鎌足が最後に「藤原氏」を賜って、後の藤原氏全盛時代が来て、春日大社を建立したことはよく知られています。

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私は各地の神社を訪ねていますが、御朱印にはあまり興味がないのですが、この三社をまとめた御朱印も鹿島神宮の方でいただけるようです。


常陸国風土記と共に | コメント(0) | トラックバック(0) | 2023/03/05 09:44
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