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風土記遺称地めぐり-行方地方(第2弾)

 常陸国風土記の遺称地を巡ってみようと、ふるさと風の会で7月半ばに行方地方を巡りました。
しかし、予定していたところの60%くらいしか回れませんでした。
そのため残された地区を第2回目として10月に回る計画を立てました。

道が不安な箇所もあり、昨日、確認のため、一度一回りしてみました。

1,国神神社(行方市行方)

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行方郵便局の信号の少し先の道を斜めに戻るように曲がった方が広くて間違わない。
また国神神社から畑の中を元の通りに戻る道は車が通るには厳しい。

2,常光院(小高)(佐竹氏菩提寺)

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このお寺は1591年の佐竹氏南方33館仕置きにより、ここ小高氏から佐竹氏に変わった時に、佐竹氏の寺をここへ移したものです。
このため、佐竹氏が秋田へ転封となった時も、この寺の法灯を消してはならないと、家臣18名が残り、今も佐竹公の寺として法灯が受け継がれています。
鹿島、行方地方で唯一の佐竹公が建立した寺となっています。

昔、この寺も見て回ったのですがすっかりきれいになり、本堂なども見違えるばかりになっていました。

3,皇徳寺(小高氏菩提寺)

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南方33館仕置きにより滅ぼされた小高氏(平氏)の菩提寺です。
前に記載した常光院のある場所にありましたが、佐竹氏に城を奪われてからは場所を点々と変え、西暦1700年から国道に近い今の場所に移っています。

4,大麻(おおあさ)神社(麻生)

ここに行く前に、麻生城跡に立ち寄った。
狭い道を上るので、前に数度来ているが、少し確認しておきたかった。
そして、山から下りて、国道に出ないで国道に平行に進んで、麻生の町の通りにでた。

麻生高校の先にこの神社がある。

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そして国道に戻らずに県道50号線へ。

5,熱田神社(潮来市築地)

 この神社は常陸国風土記には出てこないが、ヤマトタケル伝説が残されている場所だ。
江戸時代に徳川光圀(黄門)が、この伝承を聞いて、草薙剣が奉納されている熱田神宮の名前をこの神社に与えたという。

6,大生神社

 元鹿島ともいわれる大生神社へ行くが、途中この辺りは道路工事も多い。熱田神社からは道なりにまっすぐ行けば着くので迷わない。
ただ、大生古墳群をもう一度場所の確認をした。
車は入れそうにないので、手前の道路わきに止めるしかなさそうだ。

7,らぽっぽなめがたファーマーズヴィレッジ

 昼食をここでとろうかと計画した。
初めて訪れたが、元小学校の有効利用に計画された、行方市のサツマイモをメインに計画されたテナントであった。
平日だけれどまあまあ人も来ていた。2Fのイタリアンレストランは営業していたが、1FのCAFEは営業中にもかかわらずお客さんはなし。
秋になったのでこれからはもう少しにぎわうとは思うが、きっと当初の期待よりはまだ計画半ばなのだろう。
千葉県の元栗源町にある道の駅紅小町のような焼き芋祭りなどを参考に計画してみるのもよいように思う。
紅小町のようなサツマイモ名称のブランド化や、この祭りのように思い切り焼き芋をみんなで焼いて、無料で楽しむのもよし。
またもっと子供が喜べる、少し遊園地的要素を入れるのもいいかな。

8,雷神社(行方市岡):相鹿の里

前のヴィレッジからここまでまっすぐに道が伸びている。
元に戻ることを考えていたが、比較的近かった。
ここは、行方郡の風土記遺称地として、あまり紹介されているのを読んだことがない。
ヤマトタケル命がこの場所に滞在し、大生の地からここへ飯を運ばせた。
その時に霞ケ浦の沿岸に小舟をつなげて並べて、この船の上を歩いて渡って運んだといわれている。
「丘前の宮」と言われる場所と推察されている。

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ここへの入り口がわかりにくく、狭いので確認したかった。
消防小屋の横の道は狭いが、車も十分通れる。上に神社がある。

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写真の一番左の社が雷神社だ。
またここから道なりに左に2~3分ほど進むと「相鹿城跡」の看板の場所へ行く。
つい最近下草を刈ったようで、歩いていくには問題なさそうだ。

9,鉾神社(行方市小牧)

 ここは小牧という地名だが、これは鹿島神宮の馬の管理をしていた牧があったことに由来するという。
鉾田にある鉾神社の元社である。神社の鳥居のところまではいれるかどうかを確認してきた。

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ここにある小学校が廃校になり以前訪れた時は少し手前に車を置いて歩いて山を登るようにして入った。
今回元小学校の入り口から入ってみると、以前道路工事で通れなかった道も今は通れるようになって、神社の入り口まで車で入ることが出来た。

この先に藝都の里や小幡の観音寺も訪問予定だが、こちらは道もわかるので引き返した。

西蓮寺さんの近くを通ったら、「仏立」の旗が道路際に何本も立っていた。
今「常行三昧会」の修行中であったことを思い出した。
ただ、時間も限られていたので素通りしてきてしまった。






常陸国風土記の世界<行方郡> | コメント(0) | トラックバック(0) | 2023/09/29 11:54
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