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水郷北斎公園(牛堀)

 霞ヶ浦の茨城側(北東側)の国道355号線は潮来市手前で水戸・鹿島-香取成田千葉間をつなぐ国道51号線一緒になり、香取(旧佐原)まで国道51号線と一緒になります。
しかし、潮来市街にはこのまままっすぐに進むと、そこは「牛堀」となります。
この牛堀も今は潮来市の一部となって居ますが、江戸時代から明治時代頃には「常州牛堀」と呼ばれた水郷地区の一部で、葛飾北斎も富岳三十六景の19番にてここからの富士山を描いています。

  常州牛堀(富嶽三十六景) ⇒ こちら

また、川瀬巴水も大正から昭和初期にかけて、この牛堀地区の水郷景色を好んで版画制作をしています。

私も銚子への道すがら時々この牛堀にある「水郷北斎公園」に立ち寄ります。
今回も途中休憩のためにちょっとの時間でしたが立ち寄りました。

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目の前は霞ケ浦の水が利根川の方に流れる「常陸利根川」と呼ばれる川です。
そして東南方面が銚子側なのですが、午前中のため太陽が輝いていて、川面はキラキラ輝いています。
江戸時代から明治、大正頃はこの牛堀は水運なども発達し、沢山の帆掛け船(高瀬舟)が行き来していたようです。
また、牛堀は「風待ち湊」と呼ばれ、ここを行き来する舟が、海風・陸風の風の方向の変わるのを待つ港でもありました。

いまこの「北斎公園は川沿いに少し緑地の芝生地が広がっていますが、ここは河の上に浮かんで緑地となるように作られたもののようです。
川岸に行くと、この緑地の下にゴムタイヤなどが並べられて浮いているのがわかります。


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銚子の反対側の霞ケ浦側を見て見ると、国道51号線の橋が見えます。
右側が鹿島・水戸方面、左側が香取・成田・千葉方面です。
この51号線辺りまでが霞ケ浦(湖)で、ここから常陸利根川となって、銚子手前で利根川と合流します。
合流地点には水門があり、海からの水がさかのぼらないように調整し、また霞ケ浦の水位をコントロールしています。

さて、上の写真の川の対岸(左側)に水門が見えます。ここから横利根川といわれる川が利根川とつながっています。
この水門は上下に開閉しますが、反対側の利根川近くの水門は「横利根閘門」といわれる国の文化財に指定されている観音開きの開閉扉の水門があります。
赤レンガつくりの水門は見ごたえ十分です。
霞ヶ浦水運発達のために、この横利根川が運河として機能したのです。

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さて、川と反対側の山側を見ると、この写真の左側が駐車場で、私は時々この場所でトイレ休憩に立ち寄ります。
奥に見える神社は「三熊野神社」という古い神社があります。

前に書いた三熊野神社と巴水の版画 ⇒ こちら



潮来地区 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2024/01/20 11:46
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