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芭蕉の「鹿島紀行」を巡って (4)

 芭蕉たちが鹿島に来て何か所かで句を詠んでいますが、私が訪れたことがある句碑が置かれている場所を書いておきたいと思います。

書かれている句は次の5か所に分類されています。

1)仏頂和尚の庵にて
をり/\にかはらぬ空の月かげも
     ちヾのながめは雲のまに/\  和尚
月はやし梢は雨を持ながら    桃青
   konponji02.jpg(根本寺)

寺に寝てまこと顔なる月見哉   同
   oogiji02.jpg
  (大儀寺)

雨に寝て竹起かへるつきみかな  曾良
月さびし堂の軒端(のきば)の雨しづく   宗波

2)神前(鹿島神宮)
此松の実ばえせし代や神の秋   桃青
  jinnguukuhi.jpg
  (奥宮前~御手洗池間通路)(鹿島神宮HPより借用)

ぬぐはヾや石のおましの苔の露  宗波
膝折ルやかしこまり鳴鹿の聲   曾良

3)田家
かりかけし田づらのつるや里の秋  桃青
  karikakesi.jpg
  (潮来市大洲 大六天神社の石碑(明治9年建立))

夜田(よた)かりに我やとはれん里の月   宗波
賎(しず)の子やいねすりかけて月をみる  桃青
いもの葉や月待里の焼ばたけ    桃青

4)野
もゝひきや一花摺の萩ごろも  ソラ
はなの秋草に喰あく野馬哉   仝
萩原や一よはやどせ山のいぬ  桃青

5)帰路自準の家に宿ス
塒(ねぐら)せよわらほす宿の友すヾめ  主人
あきをこめたるくねの指杉   客
月見んと汐引のぼる船とめて  曾良
  honma02_2024040310581935b.jpg
  (小美玉市小川の天聖寺の本間家の墓所)

 また、潮来市内の長勝寺に上の3句を彫った句碑(石碑)がある。

鹿島紀行の句ではありませんが、他に句碑があるのは
 ・枯枝に鴉のとまりけり秋の暮 (鹿島神宮要石:鹿嶋市)
 ・この里は 気吹戸主(いぶきとぬし)の 風寒し (息栖神社:神栖市)
 ・この道やゆく人なしに秋のくれ (化蘇沼稲荷神社:行方市内宿)
 ・けふばかり人も年よれ初時雨 (月蔵寺:鉾田市)
 ・名月に麓の霧や田の曇り (鉾田市大和田)
 ・春もややけしきととのふ月と梅 (修善院:小美玉市吉影)
 ・梅が香にのっと日の出る山路かな (鉾田市石八戸公民館)
 ・雲折々人を休る月見かな (光明院:神栖市波崎)

などなど・・・・まだ探せばきっとたくさんあると思われます。(茨城県内には60か所以上あるそうです)

鹿島紀行を巡る最初から読むには ⇒ こちらから


鹿島紀行 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2024/04/04 07:51
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