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鈴木三樹三郎の塾

今日は6月29日。朝から天気であるが、まだ梅雨の前線は不安定なので、またぐずつくかもしれない。

 先日鬼沢大海(おおみ)と志筑藩出身の伊藤・鈴木兄弟にどのように関係しているかを少し調べてみた。
特に伊藤甲子太郎と、鈴木三樹三郎のことは、興味を持たれている方が多く、沢山の記事が出てくる。

伊藤、鈴木兄弟の父鈴木専右衛門忠明は志筑藩の郷目付であったが、家老横手氏と対立し、謹慎謫居となり、その後脱藩してしまいます。
その後許されたといいますが、いろいろの理由があって、藩を離れて、近くで塾を開いたと書かれています。
この塾の場所は、資料によると「高浜村」となっている資料が出ていましたが、正確には「高浜町」です。

 石岡市史下巻に次のように記載されています。
「東大橋の三井寺では志筑藩士鈴木忠明が私塾を開き漢籍を教えた。
忠明は専衛門とも称し志筑藩の郷目付であった。
ゆえあって大橋に移り、寺をかりて私塾を開いた。
小井戸にも支塾を設けたという。嘉永五年(1852)2月23日、48歳で没した。
門弟有志は忠明の墓碑「嘉永五子年実専明導居士」をたてた。
墓はのちに石岡市の東耀寺に移された。忠明没後私塾は次男の三樹三郎にひきつがれた。
長兄は新撰組参謀となった伊藤甲子太郎である。
三樹三郎は手習いを早々に切上げ戦いの真似ばかりしていたので父兄は次々に子弟を退塾させたため、ついに閉塾となった。
三樹三郎は兄のあとを追って上京、新撰組九番隊長となった。
のち兄にしたがって隊を脱け孝明天皇の御陵衛士となった。
兄甲子太郎が暗殺(油小路事件)されたため近藤勇を狙撃したが失敗した。
戊辰戦争に参加し赤報隊を結成、罪を得たが許されて明治政府に仕え、伊奈県小属・山形県警部・酒田警察署長・福島県学務課長等を歴任した。
明治18年(1885)石岡市元真地に隠退、大正8年(1919)7月11日、83歳で没した。墓は東耀寺にある。」
となっています。



高浜町の町制の歴史を見てみると、明治22年に「北根本村」「中津川村」「東大橋村」「東田中村」「小井戸村」「高浜村」の6村が合併して「高浜町」になっています。
すなわち塾は「大橋村(後に東大橋村)」にあり、支塾が「小井戸村」にあったと考えられます。
これが高浜町となり、昭和28年に石岡市に編入されています。

しかしこの合併についての記述も、石岡市史にありますが、
それぞれの人数が少ないので一緒になったが、「高浜村・北根本村・中津川村」は人情風情も同じであったが、「東大橋村・小井戸村・東田中村」は徳川時代は旗本の地で少し違っていたようです。
今のイメージでも全く同じですね。場所が少し離れているし、その歴史がまったく違います。

東大橋は石岡の人は良く知っていると思います。小井戸は東大橋から南東に約2kmくらい離れています。
いずれにしても今の石岡市内で塾をやっていたのです。これを考えると正に石岡に関係しますね。
三井寺は当時すでに廃寺だったところを使ったようです。

地元の人でないとピンと来ないでしょうが、高浜に塾と聞いた時に思い浮かべた場所とはかなり違います。
高浜の中心部よりも石岡の方が近いですね。
従って、鬼沢大海との接点がもう少し近いかもしれないと思ったのですが、接点がないとも思いませんが直接には強いものではなかったように感じます。

幕末には天狗党が府中で火をつけて大騒ぎの中、志筑藩は兵士を集め、この天狗党と対立しました。
しかし、ほとんどこれはポーズで手出しせず、内々に協定を結びお互いが争うことは避けたようです。
このようなことは身近な人がいる世界ですので程々にしておきましょう。

ところで、志筑藩の横手家老の家は廃藩置県後、養蚕農家となり、石岡で「石岡製糸」を創業します。
一方石岡での2大製糸会社であるもうひとつの「熊岡製糸」がありますが、画家熊岡美彦はこの熊岡製糸の次男として生まれています。
何か関係がつながっていそうですが・・・・。
これ以上は調べるのは止めておきましょう。私の興味からズレてきましたので。
 
 

高浜・三村地区 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2011/06/29 06:09
コメント
No title
はじめまして。

鈴木三樹三郎のご子孫も石岡市内でご健在です。

以前は文具店を営んでおりました。

とても良い方ですよ。

最近は更新していませんがご子孫の鈴木さんの個人のHPです
http://www.kasumigaura.net/usr/mizukusa/Kasumigaura/

団体のほうのHPは
http://kasumigaura.main.jp/
Re: No title
みょうけん様
ご訪問ありがとうございます。
情報もありがとうございました。
「かすみがうら*ネット」も時々いろいろなページを見させていただいています。
これからも情報またよろしくお願いいたします。
機会がありましたらそのうちに連絡をとらせていただくかもしれません。
よろしくお願いします。

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