fc2ブログ

石岡の地名-狢内

 映画やテレビの時代劇などでよく使われる龍明にある長楽寺。
この寺は愛宕山13天狗に登場する13番目の天狗の寺としても有名で、江戸時代の本にも狢内村の長楽寺として出てくる。
少し前までこの地区は(葦穂村)狢内と呼ばれていた。

この場所に行って、裏は山で奥まった感じから「むじな」とは当然タヌキやアライグマなどで人を化かすムジナのことだとばかり思っていた。
しかし、先日借りてきた「八郷町の地名」によると

「狢内の地名の由来は不明であるが、獣の狢ではない。足尾山中腹の山中に位置する狢内に、源流を発する小さな川は、下流の鯨岡と弓張境までの川岸が山間の急流を流れることからの地形語と考えられる。
「ムサ・ムシ・ムジナ」などの意は山中の「沢」が曲流して崩壊地形をつくる地名を言う。
「ムジナ・ムジル」でむしり取るの沢が流れの方向を変える処の意ともいわれている。」

となっています。では「むしる」という言葉は「たわわ」などと同じ縄文語?かもしれない。

ところで旧八郷には変わった地名も多いが、「林(はやし)」などという大きな村があったが、あまり直接このようなストレートの名前は珍しい。
これについては「八郷町の地名」によれば、「拜師」で信仰対象地域の意であろうとしています。
しかし、「八郷町誌」では「和名抄」に書かれている茨城郡の18郷の中に「拝師(はやし)郷」とあるが、「出雲国風土記」に「ここの樹林が勢いよく茂っていたので、林という。神亀3年(726年)に字を拝志と改めた」とのことが書かれており、本来は「林」という地名であったのだろうとしています。
従って今は元に戻ったということなのでしょうか。

地名は難しいですね。どれももっともらしく聞こえてきます。

choraku001.jpg

長楽寺の入口に立つ仁王門(裏手側から撮影)

MapFan地図へ
 

地名 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/08/05 19:30
コメント

管理者のみに表示