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飯綱神社(岩間)

岩間の愛宕神社の裏に少し変わった神社がつながっているので紹介します。
この愛宕神社にせっかく来てこちらを見て行かない人もいそうなので、行かれたら是非見てきてください。

神社は「飯綱神社(いいつなじんじゃ)」です。
古びた木造の拝殿があります。

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ここは天狗の修験場所であったところといわれ、この岩間山(現愛宕山)に住みついて修業した十三天狗を祀っています。
毎年12月に行われる『悪態まつり』は日本三大奇祭のひとつともいわれ、白装束の天狗に扮した13人が、食べ物を神社の13天狗の祠に奉納するために参道を登ると、これに続く人は互いに悪口を言い合い、お供え物を奪い合うという。お供え物を奪い取った人は、幸せになれると言い伝えられている。手力男命(アメノタヂカラオ:手の力の強い神、天岩戸から覗いたアマテラスを引きだした神)を祀る。


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この神社の本殿が変わっています。銅製の六角形の堂で「六角殿」というようです。
この本殿を支える台座も石の六角形をしています。
そして、これは亀を表わしており、首や尾などもあるのです。
頭にはまた銅製の鳳凰の飾りがついています。

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そして、この六角殿を守るように古びて苔むした祠が14個。真中の祠は「狐に乗った烏天狗」であり、この神社の祭神です。

そしてそれを取り囲むのが、この山で修行していたという十三天狗の祠です。

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13天狗については江戸時代の学者「平田篤胤」が天狗小僧寅吉の経験をもとに表わした「仙境異聞」に詳しく書かれています。

最初5天狗が12人に増え、最後に狢内村(石岡市)長楽寺が加わり13天狗となりました。
人間の形をしたのはこの長楽寺のみ。
他は鳥などが形を変えて天狗となった。
そして長楽寺はここの首領となったと。

しかしここの首領の名前は「杉山大増正」と出てくる。
この杉山大増正と十三番目に加わった長楽寺は別なのか?
読んだだけではわからない。
市のHPなどでは別人と解釈されているようですが・・・・。

この平田篤胤という人は本居宣長没後に国文学を継承した立派な学者で、後の尊王攘夷運などにも大きな影響を与えた人です。
その平田篤胤が天狗と一緒に暮らしていたと江戸で評判になった寅吉少年を、自分の家に連れてきて一緒に生活までして聞いて書いたという本ですが、これは創作ではなくこの学者は本気に信じて書いたものだと思われます。

 この長楽寺は映画撮影にもしばしば登場する寺です。

何度かこのブログでも取り上げました。
この天狗の祠に長楽寺を見学すると、もしかしたら面白い世界が見えてくるかもしれません。

体力と興味があれば、愛宕山の隣りのししヶ鼻岩(天狗の鼻:寅吉が最初に見た岩)や南台丈と言われた南北朝時代の悲劇の残る「難台山」なども気軽に縦走できますので楽しみは沢山ありますよ。
 

笠間方面 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2011/09/16 07:32
コメント
No title
おはようございます。
悪態祭りは3年前に見に行きました。なにをやってるのかわからないうちに終わりました。
最後にお餅などを天狗が投げみんなで取り合いをします。私は何も取るつもりがなかったので写真を撮っていると、天狗(面はつけてない)が「ほら」と杖をくれました。すごく大きく普段使えそうもないので物置においてあります。
Re: No title
troyさん
おはようございます。
天狗に杖もらったのですか。すごいですね
今回使えなかったのでしょうか。 大きすぎたのでしょうね。
ここは長楽寺からの繋がりで前から見ていたところです。

しばらく笠間周辺も紹介させてくださいね。ダブるかもしれないのですが
ここを通過しないとその先(城里・桂)へ行けないので・・・・

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