西念寺(親鸞稲田草庵跡)
今年は親鸞聖人の750回忌で、昨年に石岡周辺を紹介(こちら)しましたが、肝心の浄土真宗発祥の地といわれる「稲田草庵跡」にいっておりませんでしたので、今回紹介します。

場所は笠間市稲田の西念寺です。山門には「浄土真宗別格本山」となっています。

なかなか趣のある山門です。


西念寺です。

稲田御幽楼

「幽楼」に書かれていた額。親鸞聖人がこの地に来た理由が書かれています。

「弁円回心の所」
山伏弁円が危害を加えようと待ち構えていた板敷山に親鸞は現れず、とうとうこの稲田の草庵に押しかけました。
しかし聖人の穏やかな態度にたちどころに回心した場所というわけです。
これは前に石岡の大覚寺の近くの「弁円懺悔の地」でも紹介しました。
弁円詠歌
「あだとなりし弓矢も今は投げ捨てて 西に入るさの山の端の月」
「山もやま道も昔に変らねど 変わりはてたるわがこころかな」

銀杏の古木(親鸞が植えたといわれる「お葉つき銀杏」)が年月を物語っています。

「御杖杉」です。
「建暦二年の春 親鸞聖人越後の国府よりこの稲田に御来入あり。
南方に聳ゆる山々の景色を眺めさせられ、救世菩薩の夢告を受けたるはこの地なり。
草庵を結びて衆生化益の宿願を達せばやと 御杖杉を深く差し給いしところ 不思議にも根芽を生じ大木となれり。
明治4年 本堂焼失のとき類焼したるは惜しむべきことなり」
水戸光圀公詠歌
「老いの身のこれぞ力のしるしとぞ つきとめにけり庭の杖すぎ」
光顔院講師詠歌
「古の夢のゆかりを今此処に 思いつきたる杉の木の杖」
親鸞の関東布教の中心であったこの稲田草庵。
この地で浄土真宗の教本「教行信証」を作成したと言われています。
鎌倉前期。稲田九郎頼重の招きでこの地に来たと言われています。
稲田草庵はその後しばらく念仏道場となっていたが、数十年後に寺院となった。
また、宇都宮氏六代当主の宇都宮泰綱の遺命により西念寺と寺号を定めたといいます。
草庵はこの他に、小島草庵(下妻市)、大山草庵(城里町)があります。

場所は笠間市稲田の西念寺です。山門には「浄土真宗別格本山」となっています。

なかなか趣のある山門です。


西念寺です。

稲田御幽楼

「幽楼」に書かれていた額。親鸞聖人がこの地に来た理由が書かれています。

「弁円回心の所」
山伏弁円が危害を加えようと待ち構えていた板敷山に親鸞は現れず、とうとうこの稲田の草庵に押しかけました。
しかし聖人の穏やかな態度にたちどころに回心した場所というわけです。
これは前に石岡の大覚寺の近くの「弁円懺悔の地」でも紹介しました。
弁円詠歌
「あだとなりし弓矢も今は投げ捨てて 西に入るさの山の端の月」
「山もやま道も昔に変らねど 変わりはてたるわがこころかな」

銀杏の古木(親鸞が植えたといわれる「お葉つき銀杏」)が年月を物語っています。

「御杖杉」です。
「建暦二年の春 親鸞聖人越後の国府よりこの稲田に御来入あり。
南方に聳ゆる山々の景色を眺めさせられ、救世菩薩の夢告を受けたるはこの地なり。
草庵を結びて衆生化益の宿願を達せばやと 御杖杉を深く差し給いしところ 不思議にも根芽を生じ大木となれり。
明治4年 本堂焼失のとき類焼したるは惜しむべきことなり」
水戸光圀公詠歌
「老いの身のこれぞ力のしるしとぞ つきとめにけり庭の杖すぎ」
光顔院講師詠歌
「古の夢のゆかりを今此処に 思いつきたる杉の木の杖」
親鸞の関東布教の中心であったこの稲田草庵。
この地で浄土真宗の教本「教行信証」を作成したと言われています。
鎌倉前期。稲田九郎頼重の招きでこの地に来たと言われています。
稲田草庵はその後しばらく念仏道場となっていたが、数十年後に寺院となった。
また、宇都宮氏六代当主の宇都宮泰綱の遺命により西念寺と寺号を定めたといいます。
草庵はこの他に、小島草庵(下妻市)、大山草庵(城里町)があります。
稲田御坊はとっても雰囲気がよくて好きです。特に稲田御幽楼というんでしたっけ。あれがとてもかっこいいです。ところであの太鼓橋まだあるんですか?門の前にすごい古い橋がありました。
今度のんびり行ってみたいです。
(すっかり巫女気分)Romanさん お会いできず
残念でしたw
山門も御幽楼も形が良いですね
金ぴかのお寺より こういう落ち着いた
時の流れを感じさせるお寺が好きです
ところで:先日の件ですが、愛知出身のBURIに
確認したところ 吉良氏のおひざ元は愛知。
(三河だったか岡崎だったかちょっと曖昧)
世田谷城はおそらく 江戸での出城だったのでは
ないかと。(赤穂浪士が討ち入りした屋敷は
もっと都内ですよね)
豪徳寺には吉良家のお墓がズラッと並んでますし
(菩提寺だと思ってたけど…違うのかな?)
そうすると
1.地元の領地&お城
2.江戸詰めの時の出城
3.江戸城近くの屋敷
と、3か所も管理しなくちゃいけない…大変な
お金がかかったでしょうね
すごいですね。時代劇そのものの景色。
NHK国際放送やBSで放映される大河ドラマ
の影響から台湾、HKでも戦国や幕末のテーマ
のものが人気だそうです。
大河ドラマの撮影に使われた場所を中心に、
こういうスポットを巡ると言うのも意外や
受けるように思えます。
HKの知り合いに貴ブログ教えて見ます。
結構日本語できる人間多いですから。
> 稲田御坊はとっても雰囲気がよくて好きです。
・・・思った以上に素晴らしいところでした。信者の方以外にはあまり行かれないようですが
もっと知っていただきたいところですね。
>ところであの太鼓橋まだあるんですか?門の前にすごい古い橋がありました。
・・・昔の参道入り口だと思いますが、50号線の道路のすぐ近くに石の古い太鼓橋がありました。
しかし、下に水があるのですが、流れがなく淀んでしまってアオコでしょうか緑色となっていましたので
写真はUPしませんでした。
車で走るだけだと見落としそうですね。
コメントありがとうございます。
>
こんばんは。
この後ろ姿の巫女さんはNINAさんだったのですか?
北海道から天狗に運んでもらったのでしょうか。(笑)
> 山門も御幽楼も形が良いですね
・・・ありがとうございます。私もキラキラよりこの方が好きで~す。
> ところで:先日の件ですが、愛知出身のBURIに確認したところ吉良氏のおひざ元は愛知。
・・・BURIさんは愛知出身何んですね。世田谷、豪徳寺が吉良家の代々の墓があることを忘れていました。
でも調べると、こちらの城は吉良氏が2つにわかれたもう一つの吉良氏(武蔵国=世田谷)のようです。
とても家柄がいいみたいですね。どちらも清和源氏の足利氏直系ですね。
赤穂浪士も調べだすと面白いことがたくさん出てきますね。
NKデビューですか。すごいですね。
これでこのブログも国際的になる? 石岡も知られる?
いいじゃないですか。
ただあまり派手なこともないので、どの程度理解できるでしょうね。
書く内容は時に意識しませんのであしからず。
先ほど連絡しておきました。どういう反応が
あるか楽しみです。
HKと言えば狭いところに高層ビルが林立し、
空が見えません。香港には空がない、のです。
昔はビルがないような場所を田舎、遅れていると
見下す風潮がありましたが、今は豊かになり、
世界中旅行するようになったため、文化レベルも
上がり、ビルがないことの価値がわかるように
なっているように思います。元部下のコメント
見るとそんな感じです。いや変わったもんです。
北海道が人気の理由のひとつが雪。蛍、花火、
花畑なんかも知れば、体験したがりますね。
内容が十分理解できる人はほとんどいないでしょう。写真がなにより雄弁だと思います。
今日のアクセス数が500を越えてしまいました。
HKもあったのか?
まあお祭り効果かもしれませんね。
都会と違った里山風景。茅葺屋根の民家などいい風景がたくさんあります。
石岡もいいキャッチコピーを考えるべきですね。
これで温泉でもあればいいね。
おめでとうございます。
こういう言い方は何ですが震災後以来ですね。
歴史の里、はあかんです。目の粗いスローガンで
しかありません。平家ゆかりの地も、そらそうだけど、としか、、。
たとえば昭和看板建築の街のほうが、ましですが、看板建築という言葉ポピュラーではありませんし。
やさと納豆は世界一と思っていまして、
世界一の納豆定食と蛍の里?
う~ん??
小美玉、行方、笠間とも組んで、統一コピーまほらの里として、サブサフィックスに
歴史、グルメ、体験、風景、自然としてそれぞれまとめるか。歴史ひとつとっても、古代、縄文をコピーにすると鎌倉、戦国、江戸が薄れるし。
まほら、言いと思います。これを中心に各テーマと曼荼羅のように配置すれば、世界として理解し
易いと思います。
お祭りもそうですが、あまりに重層的で、単純な
切り口では面白みが伝わらない。本ブログで
教えていただいた魅力は実に曼荼羅的ですね。
HKからお返事来ました。
見ましたよ~、素敵なブログ教えてくれてありがと~、チャンスがあればお祭り行きたい~、でした。
500アクセスの中に確実に入っていますね。
キャッチコピー考えていただきありがとう。
前にいただいた「もう少しで千と千尋の世界です」良かったですよ。
このブログもかなりその方向に動きました。
「まほら」は少しマイナーな感じでしょうね。
爺くさいかもね。
「東京に一番近い里山、グルメの名酒の里」
「1万年の時が眠る古里、昭和ロマン漂う心の故郷」
なんてのも良いかも。
ありがとうございます。
これで「イギリス」「アメリカ」「ホンコン」「エクアドル」
(アクセスのあったところでわかるところだけ)に進出しました。\(^o^)/
>>「まほら」は少しマイナーな感じでしょうね。
いやそれがそうでもないような。オタクさんたおち
相当なリテラシーありますので、珍しい言葉でも
ありません。このオタクや日本好きにとっては
むしとブランド価値を生成しかねないものがあります。冗談ではなく。MAHORA=真秀ってすごい
ですよ。華人には漢字でひと目で分かり、MAHORAはドラゴンボールの呪文のようで、かつ誰でも
発音でき、神秘的。ということで、ブログの
どこかに真秀=MAHORAと入れていただけるとまた事態が変わってくるように思います。
短いキャッチなら英文解説無料で引き受けます。
600超えましたね~。
> MAHORA=真秀ってすごいですよ。華人には漢字でひと目で分かり、
> MAHORAはドラゴンボールの呪文のようで、かつ誰でも発音でき、神秘的。
・・・そんなものですか。いいブログ名だったのでしょうか。
あまり意識していなかったけど。
> ブログのどこかに真秀=MAHORAと入れていただけるとまた事態が変わってくるように思います。
・・・検討してみます。
> 短いキャッチなら英文解説無料で引き受けます。
・・・では、お願いします。
http://www.tabinobunka.com/topic/mahora/mahora60.htm
こんなのありました。
まほら アニメでググるとたくさんヒットします。
やはりオタクさんたちはある面普通人より教養深い
ようです。
「まほら」雑誌まであったのですね。
またオタク特集ですか・・・。
ウッーと考えてしまいます。
この昨年亡くなった「立松和平」さん。石岡八郷に家を持っていて、
この地を愛してくれていたので亡くなったことはとても残念です。