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石船神社(城里町)

-常陸の出雲神話(4)-

 城里町の阿波山上神社を見た後、近くの同じ式内社である「石船神社(いしふねじんじゃ)」に行ったのでここも紹介します。
とても不思議な神社です。
祭神は「鳥石楠船命(とりのいわくすふねのみこと)」又の名を「天鳥船命」(あめのとりふねのみこと)です。
しかし、この鳥石楠船命を祀る神社は少なく、出雲の国譲りで神様が乗った船のことだそうです。
船が石のように堅固ということで、この神社は大石(特に船の形をした)を祭る神社のようです。

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神社の前にはきれいな川(那珂川の支流で岩船川)が流れている。この石橋を渡って神社の拝殿に行き、裏にまわて見ると、本来あるはずの本殿がありません。
あるのは杉の木や葉がたくさん積まれています。

最初は「こんなところに木々を捨ててはダメだよ」といいたかったのですが、調べたらこの木々で覆われた下に大石(兜石)があり、この石がこの神社の祭神なのだそうです。

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こちらは別な時に行った紅葉の時の入口の鳥居である。
ここから川沿いに参道を進みます。とてもきれいなところです。

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ここが拝殿正面。 秋の紅葉が映えてきれいである。

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最初行った時は気がつかなかったが、参道の途中の川のわきの石にしめ縄がかかっていました。
これは八幡太郎義家が怪物退治の時に放った矢がささったという「矢の根石」というらしい。

こんなところにも八幡太郎の伝説があるということは、昔の蝦夷の逃げていった道に近いのかもしれません。

その他に神社の左側にも舟形をした石にしめ縄で囲まれていました。
この石のへこんだ部分には水がたまっていて、昔雨乞いに使われたととも言われているようです。

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神社の裏側は古木が茂って古さを物語っているようです。

 さて、この神社の祭神である鳥石楠船命を祀る神社は少なく、他には千葉県の神崎神社、東京の隅田川神社(もと浮島宮)などといわれますが、この隅田川神社は常陸国信太郡の浮島(現稲敷市桜川)にあったものが移されたものではないかといわれています。
また、以前紹介したアンバ様こと「大杉神社」などとのかかわりも調べれば何か出てきそうである。

みな阿波(=安房)忌部氏が進出してきた証拠ではないかと思うが、さてこれ以上は私の知識では太刀打ちできそうにないのでまた後で考えることにしよう。


 

常陸の出雲神話 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/09/24 18:07
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