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潮宮神社の古木

 小美玉市倉数にある「潮宮(いたみや)神社」に苔むした古木を撮りに行った。
この神社は前にも紹介したことがあるが、鹿島灘で採れた塩(潮)を府中(石岡)の都に運ぶ潮街道の中間拠点の町の神社だそうだ。

今ではほとんどそのようなことを知る人も僅かになっているのだろう。
訪れる人もあまりいない。

潮宮と書いて「いたみや」と読む。

潮来(いたこ)は昔は板来と書いた。これはこの地の人を集めて皆殺しにした「痛く殺す」からきているのだという。いやな想い出は忘れた方がいいのかもしれない。
こんな歴史も知る人は少ないようだ。
もっともこれを潮来と書くようにしたのは水戸黄門様だともいう。潮宮:イタミヤからとってこの名前にしたと伝えられている。

この神社も潮来の方の「潮宮」から来た名前だと思う。

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ここに初めて来た時に、この斜めにしっかりと伸びた大きな木があるのに驚かされた。

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神社の参道を長い年月の間多くに人が参拝に訪れた。そのうちに参道が沈んでいったのだという。
むき出しの木の根も驚くほどだ。

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木には苔がびっしり。

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今では参道も歩く人はまばらで、へこむどころか苔が生えている。



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その他風景 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2011/12/09 21:00
コメント
No title
こんばんは。
潮宮神社 読み方を教えて頂かなければ読めませんでした。

こうしてその地を訪ない 記録してくれるRomanさんのような方が 一人でも二人でもいて下さることが 重要なのだと思いました。

知ってくれる人 記録してくれる人がいなければ先人の拓いた様々なことが 風化してしまいますものね。

人が生きて行く上で欠くことのできない塩を運んだ ソルトロードなのですね。

街道を行き来する沢山の人々が 中間地点の神社で道中の安全を願う・・・・その賑わいで 土がへこむなんて凄いことですね。

少林寺の僧侶たちが 修行をする その激しさで石の床が波打っている映像を見たことを思い重ねながら拝見しました。



Re: No title
言の葉IS様

ご訪問ありがとうございます。うれしいですね。
こうしてまた復活していただいてコメントもいただけるのですから。

> 潮宮神社 読み方を教えて頂かなければ読めませんでした。
ほとんどの方は読めませんし、この神社の存在も知らないでしょう。
鉄道ができる前までの道や流れは大きく変わってしまいました。
大昔からの道などはこの霞ケ浦周辺が最も大きく変わったのかもしれません。
どんどん消えゆくお話も、このような紹介も少しは役に立つと思ってやっています。

> こうしてその地を訪ない 記録してくれるRomanさんのような方が 一人でも二人でもいて下さることが 重要なのだと思いました。

本当にこのようなことを行っていただけるだけでうれしいです。もっと頑張らねば。

> 少林寺の僧侶たちが 修行をする その激しさで石の床が波打っている映像を見たことを思い重ねながら拝見しました。

実際に地面が沈んだのを見ると実感できます。年月の重さが伝わってきます。

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