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阿弥神社(阿見町)(1)-物部氏の残した足跡

 信太郡(しだぐん)の二ノ宮といわれる阿見町竹来(たけく)に鎮座する「阿弥(阿彌)(あみ)神社」に行ってみました。

先日美浦村の楯縫神社を紹介しましたが、この楯縫神社が一宮でこちらの阿弥(あみ)神社が二ノ宮というようだ。

常陸国風土記に「高来の里」と出てくるところだ。高来=竹来です。

「碓氷から西に行くと高来(たかく)の里がある。昔、天地の初め、草も木も言葉を語ったころに、天より降り来たった神があった。名は普都(ふつ)の大神といひ、葦原の中津の国を巡行し、山川の荒ぶる神たちを和めた。それを終へて天に帰らうとして、身に着けてゐた厳(いつ)の鎧・矛・楯・剣、手に付けてゐた玉を、すべて脱ぎ捨て、この国に遺して、天に昇り帰って行った」(口訳・常陸国風土記)

普都大神=経津主神(ふつぬしのかみ)はこの地にやってきてこの一帯を支配したのでしょう。
そして香取神社に祭神として祀られているのです。
この経津主神は物部氏で海運にも長けていた武族だと思います。

厳の鎧・矛・楯・剣、手に付けてゐた玉をすべて脱ぎ捨てていったのを祀ったのが先日紹介した「楯縫神社」だということになります。

やはりこの風土記に出てくる古くからの神社を踏破しておかなければ片手落ちだ。

ここ阿見町は土浦市のとなりにあり、霞ケ浦の陸上自衛隊霞ケ浦・土浦駐屯地や飛行場、また武器学校などがあります。
特に太平洋戦争中の特攻隊の予科練があったところで、今は「予科練平和記念館」が建っています。
また昭和初期にリンドバーク夫妻が飛行船でやってきた記念すべき場所でもあります。

この阿弥神社は県社でもあり格式の高い神社です。阿見町の名前の由来となっていると感じました。

銀杏の木が神社拝殿前にあるのですが、訪れる人も少なく、銀杏の葉のじゅうたんが出来ていました。
(訪れたのは12月10日です)

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神楽殿。昔の神宮寺らしい

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境内社。このほかに参道の途中から小道がのびており、幾つもの小さな祠が置かれている。
とても特徴的である。

(2011.12.10 撮影)

<明日へ続く>



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阿見・美浦・稲敷 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2011/12/25 13:31
コメント
No title
おはようございます

唐突ですが最近意識した撮り方が伝わります(^^

武器学校、予科練記念館とかしばらく行ってないです。
昔行った時はかなり簡素でした、
ずいぶんと綺麗になったようなのでそのうち行ってみたいです。
Re: No title
kurokenさん
返事遅くなりました。

> 唐突ですが最近意識した撮り方が伝わります(^^
やはりわかりますか?ちょっと意識しました。

> 武器学校、予科練記念館とかしばらく行ってないです。
> 昔行った時はかなり簡素でした、
> ずいぶんと綺麗になったようなのでそのうち行ってみたいです。

予科練平和記念館はきれいな建物が出来、まわりも公園が整備されました。
でも建物の中の見学が有料だったので入っていません。
よかったら行ってください。武器学校は少し恐いので入口で失礼しています(笑)
No title
久しぶりに拝見させていただいてます。
元寇について調べていたら、ある方の文章に高来は高麗に関係するのではないか、との記事があり、こちらに阿見の高来のことが書いてあったのを思い出して訪問しました。
埼玉の高麗神社が有名ですが茨城ではあまり見かけないようで、まぁ高来が高麗だからなんだというわけではないのですが、ちょっとだけ気になりました。
序ですが、水谷豊の若いころのドラマを見ていたら鎌倉の死体発見で「出門妻子贈寒衣」という七言絶句の一節がキーワードとして用いられ、これがなんと元からの使者が残した辞世の詩の一部で江の島近くの常立寺に全部が書かれた石碑が残っているとか
いまだに元寇がドラマに出てくるところが凄いなと思った次第
ではでは
Re: 高来
 コメントありがとうございます。
当方のブログも更新頻度が少しあいてしまっており、返信も遅くなりました。
埼玉の方は高麗人などが来て、地名や神社に名前が残っていますが、こちらの方にも朝鮮から渡って来た記録はありますね。
でも地名となるとどこまで考えたらよいのか迷います。
茨城から千葉の方に行き、九十九里浜側からこちらを見てみると、又別な世界が見えてきたりします。
多古町を流れる栗山川は高句麗のクリではないかとも言われています。
5000年前の丸木船が見つかったところですが、縄文人に高麗人があとから入ってきたのかとも思います。
いろいろ不思議ですね。
又お立ち寄りください。

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