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悪態まつり(岩間飯綱神社)

 18日の日曜日に岩間の愛宕神社(笠間市)の裏手にある13天狗の祠を祀る飯綱神社に昔から伝わる奇祭「悪態まつり」を見学に行ってきました。

前に天狗の話で何度も登場したこの神社(こちら1)(こちら2)ですが、ここに伝わる変わったお祭りです。

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午後2時頃になると神社の社務所の前で準備が始まりました。
霞ケ浦から朝とった生きた魚(フナ?)を使って、このように手にぶら下げられるように口に葉っぱなどでひも状にしてくくります。

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魚とは別に竹の筒に甘酒を詰めます(オバンドーというそうです)。

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準備した魚と竹筒を13天狗の祠に一つづつつりさげます。(祠は神社の祭神もあるので14個あります)

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2時半になると飯綱神社に白装束に烏帽子に足袋の姿をした天狗(氏子さんたち?)が13人集合し、神主さんのお祓いを受けて、それぞれ本日の取りあいとなる食べ物の入った藁の束と竹の杖を受け取ります。
木の箱を持った人もいますが何が入っているのかはわかりませんでした。
最後に神社でお餅をまくそうですので、お餅が入っていたのかもしれません。

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この神社は愛宕山の上に立っているので、ここでお祓いを受けた白装束の人達(天狗役の氏子の人)は山の麓へ移動(車で)して、山の下から祭りが始まります。
この天狗役は皆白いマスクをしていて、しゃべってはいけないそうです。無言で神事を行います。

山を登る間にお互いに悪態をつきあうというのですが、これも行事となってしまったので「なにをこのやろう」などという言葉を大声で時々皆に聞こえる大きな声をはりあげます。

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その登る途中で、手に持った食べ物(藁筒など)を奪い合うのが行事なのですが、実際はこのような途中に設けられた祭殿のような小屋に置いておき、それを早いものが奪い合うのが行事になっています。

最後は飯綱神社、神社本殿(六角殿)、13天狗の祠とまわって祭りは終わりになります。
最初に祠にとりつけた魚と甘酒も人が持って行っていいことになります。
この魚は新鮮なので家に帰って焼いたりして食べると美味しいそうです。
また、杖として使っていた青竹は皆参拝者に配るそうです。
最後に拝殿で餅をまく時には大天狗一人だけが天狗の面をつけておこなうそうです。
残念ながら最後までいなかったので見ていません。

お祭りの食べ物を持ち帰るとその1年は無病息災となり、幸せになると言い伝えられています。
本来のこの行事は戦前までは真夜中12時頃に女人禁制で男子のみで行なわれてきたようですが、今は昼間に行なうようになったとのことです。
当時は天狗役になった氏子は七日間行屋にこもり、餅をつき、井戸水で身を清めて祭りを行なったといわれています。
今では真夜中では参加者も減って、真夜中では継続は出来なかったのでしょう。

今回まつりの見学に若い人も多くいましたが、聞こえてきた話では、水戸の歴史館で行なわれた「妖怪見聞」でパンフレットをもらったのを見て来たようでした。

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笠間方面 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/12/19 07:05
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