FC2ブログ

不許葷酒入山門

 先日紹介した稲敷市古渡(ふっと)の湖畔の近くに「興禅寺」という禅寺がある。

古渡の町も少し国道がバイパスしてしまったせいか街中はひっそりとしていた。
その旧道の中間ほどに「延命地蔵尊興禅寺」という看板を見つけたので奥まった寺の方に行ってみた。

kouzennji02.jpg

お寺の入口に古びた山門が迎えてくれた。
地震の影響かロープが張られて山門をくぐることが禁止されていたが、門の入口に「不許葷酒入山」と書かれていた。

これは調べて見ると禅寺で良く書かれているそうで、「葷酒(くんしゅ)の山門に入るを許さず」という意味で、葷酒(くんしゅ)とはニンニクやニラなど臭いの強い食べた者や酒くさい者はここから入ってはいけないという意味だといいます。

kouzenji03.jpg

この山門も結構趣のある山門です。2階建の楼門形式の門です。

kouzenji04.jpg

こちらが「地蔵堂(延命地蔵尊)」でしょう。今の寺の本堂はこの先の方に立派な建物が立っています。

書かれた案内板に寄れば

「応保年間、平治の乱に源氏の将来を案じて一族中ただ一人平家と行いを共にした源頼政公が、当時草庵程度の小寺であったものを増建し源氏の繁栄を祈ったのが開基といわれています。 その後嘉禄年間、頼朝の室政子の方が鹿島参拝の折、当寺にも参詣され、その衰微を嘆いて復興を命じ再建されましたが、これを機に真言宗から臨済宗に移りました。この時、後鳥羽院ご下賜の延命地蔵尊を安置して建設されたのが地蔵堂の縁起といわれ、今も安産子育ての守護仏として信仰を集めています。 山号は政子の方の諱(いみな)(長松院殿如実二位禅尼)にちなみ長松山と号し、江戸期以降に曹洞宗に属しています。」

と書かれています。

kouzenji05.jpg

お堂の後ろ側に回って写真をとりました。山門がちょこんと建っているのがわかるでしょう。

kouzenji06.jpg

この寺の入口に続く参道は両脇に桜の古木が並んでいます。
春にはきれいな桜並木が出来るといいます。

この寺は「延命地蔵尊」が祀られ、子育て・安産の祈願寺としてにぎわったといいます。
延命地蔵ですから長生きを祈願すると思いましたが、元来の意味は少し違うようです。

安産と生まれてきた子供の長生きを祈願するのだといいます。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 茨城県情報へ  ← よろしければクリックお願いします。

阿見・美浦・稲敷 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2012/01/29 06:21
コメント
山門の雰囲気がいいですね!
山門の色がいい情感を醸し出していますね~。
桜の咲くころに行ってみたい風景‥‥。
例年の開花はいつごろなのでしょうか? v-252
冬のデコポンさん
こんにちは。

このように昔からあるものを見ると、何となく落ち着きます。

> 桜の咲くころに行ってみたい風景‥‥。
> 例年の開花はいつごろなのでしょうか? 

桜の時に行っていないので今度行ってみたいと思います。
この辺りは東京より3~5日くらい遅いようです。
今年は開花が遅れると予想されていますので4月10日過ぎかもしれませんね。
No title
二階建ての山門とは珍しいですね。

稲敷市とありますが、合併前は何と言う町でしょうか?
アールグレイさん
アールグレイさん

こんばんは。

> 二階建ての山門とは珍しいですね。

二階建ての門を一般には楼門というようです。
石岡にも八郷地区に「善光寺楼門」という素晴らしい門が残されています。
一度見学されてみたらと思います。

> 稲敷市とありますが、合併前は何と言う町でしょうか?
昔は江戸崎町だと思います。
美浦村からすぐです。
そこは江戸崎町じゃなくて桜川村ですよ。
近所だからわかります。
鋸南さま
こんばんは。

> そこは江戸崎町じゃなくて桜川村ですよ。
> 近所だからわかります。

ご指摘ありがとうございます。
桜川村でしたね。今は江戸崎町と合併して稲敷市ですよね。

数日前から読んでいただければわかると思いますが、違うことは承知しています。
この寺は江戸崎不動院の末寺であったため、話の流れで同じ続きとして紹介してしまいました。

紛らわしい表現でごめんなさい。やはり無理がありますね。

一緒になったので稲敷としてまとめた方が良かったかもしれません。

コメント感謝いたします。




管理者のみに表示
« 庭で | HOME | 国分寺薬師堂 »