出島散歩(13)(ガガイモ)
<観光情報>
1)水戸偕楽園ただいま8分咲き。梅祭りを再延長して4月8日までおこなう。
4月からは桜まつりも始まるので両方楽しめるそうです。
2)茨城空港を利用して茨城県内に1泊以上する人はレンタカー1日1000円。
ただし、2名以上で宿泊。1人だけなら2000円だそうです。
3)石岡観光用小型バス4月-6月の土日休日のみ運行。1日券乗り放題1000円。
このバスの愛称とロゴを募集していて、「石岡くるりん」に決まったそうな。
まあ笑っちゃいけないけど頑張ってもらわなくちゃ。
さて、今日の記事は・・・。
昨日紹介した戸崎城本丸跡で面白いものを見つけた。

城跡は畑が広がり、その周りには枯れ草が残っていた。
その枯れ草の中に写真のような実があった。
どうやらガガイモの実だと思う。
半分に割れ、中の綿毛のついた種はすでにどこかに飛んでいってしまったようだ。
残ったのはこんな空の殻。
日本神話ではスクナヒコナはこんな船にのって日本(出雲)にわたってきた。
そして、日本に薬の知識を教え、温泉も掘り当て、温泉が体に良いことを教えた。
この小人「スクナヒコナ」は薬の神様でもあり、温泉の神様でもある。
スクナヒコナ(少彦名)が乗っていた船が天乃羅摩船(アメノカガミノフネ)なのだが、これがガガイモの実だというのだ。
ガガイモの実は秋に実が割れて冬には綿毛のような羽根がついた種がたくさん風に飛んで散らばっていく。
今の時期はもう種はみんな飛んでいって殻だけが残る。
この殻はちょうど水に浮かべれば船のように浮かぶだろう。
出雲に渡ってきたスクナヒコナは日本語が喋れなかった。
物知りの「山田のかかし」が素性を勝手に知らせただけだ。
本当の素性は?
日本の国造りで大国主命(おおくにぬしのみこと)の手助けをして、ほぼ統一を成し遂げると、粟の茎に登ってその茎の弾力ではじかれて常世の国に飛んでいった。
この粟の場所が現在の和歌山県加太の淡嶋神社とされる。
飛んでいった先は常世の国だからきっとこの茨城だろう。
茨城でスクナヒコを祀る有名な神社は酒列磯前神社と大洗磯前神社である。
こんな蔦のような草の実がなぜ神話に載ってくるのだろうか?
この常陸の国は縄文時代には1万年以上にわたり平和に暮らしてきた縄文人がいた。
塩も鉄も採れた。
先日国会中継でたちあがれ日本の某女性議員がこの国は2600年以上前より天皇の国だと、話をしていた。
しかし紀元前にはまだ日本に国家はなかった。
少なくとも、この常陸には縄文人が木の実や貝を食べ、魚をとり、獣を追いかけて暮らしていた。
食べ物も豊富で、まさに常世の国だった。
塩もたくさん採れた。製塩技術もあった。
日本国を牛耳った藤原氏はこの常陸国の鹿島の出身とも言われている。
こんなことが、この戦国時代に小田氏-佐竹氏の勢力争いで滅んだ戸塚城の何にもない昔の城跡と言われる野原に残されたガガイモの実から、走馬灯のように想いが駆け巡ってきます。
この地ももうすぐ春の息吹が感じられるでしょう。
この台地の下は蓮田が広がっています。レンコンの収穫は水の冷たい冬です。
明日は霞ヶ浦周辺に広がるレンコン畑を見てみましょう。
今日の夕方つくば山が綺麗に赤く染まった。

いつも思うが、石岡の恋瀬川から見た筑波山は姿がいい。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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1)水戸偕楽園ただいま8分咲き。梅祭りを再延長して4月8日までおこなう。
4月からは桜まつりも始まるので両方楽しめるそうです。
2)茨城空港を利用して茨城県内に1泊以上する人はレンタカー1日1000円。
ただし、2名以上で宿泊。1人だけなら2000円だそうです。
3)石岡観光用小型バス4月-6月の土日休日のみ運行。1日券乗り放題1000円。
このバスの愛称とロゴを募集していて、「石岡くるりん」に決まったそうな。
まあ笑っちゃいけないけど頑張ってもらわなくちゃ。
さて、今日の記事は・・・。
昨日紹介した戸崎城本丸跡で面白いものを見つけた。

城跡は畑が広がり、その周りには枯れ草が残っていた。
その枯れ草の中に写真のような実があった。
どうやらガガイモの実だと思う。
半分に割れ、中の綿毛のついた種はすでにどこかに飛んでいってしまったようだ。
残ったのはこんな空の殻。
日本神話ではスクナヒコナはこんな船にのって日本(出雲)にわたってきた。
そして、日本に薬の知識を教え、温泉も掘り当て、温泉が体に良いことを教えた。
この小人「スクナヒコナ」は薬の神様でもあり、温泉の神様でもある。
スクナヒコナ(少彦名)が乗っていた船が天乃羅摩船(アメノカガミノフネ)なのだが、これがガガイモの実だというのだ。
ガガイモの実は秋に実が割れて冬には綿毛のような羽根がついた種がたくさん風に飛んで散らばっていく。
今の時期はもう種はみんな飛んでいって殻だけが残る。
この殻はちょうど水に浮かべれば船のように浮かぶだろう。
出雲に渡ってきたスクナヒコナは日本語が喋れなかった。
物知りの「山田のかかし」が素性を勝手に知らせただけだ。
本当の素性は?
日本の国造りで大国主命(おおくにぬしのみこと)の手助けをして、ほぼ統一を成し遂げると、粟の茎に登ってその茎の弾力ではじかれて常世の国に飛んでいった。
この粟の場所が現在の和歌山県加太の淡嶋神社とされる。
飛んでいった先は常世の国だからきっとこの茨城だろう。
茨城でスクナヒコを祀る有名な神社は酒列磯前神社と大洗磯前神社である。
こんな蔦のような草の実がなぜ神話に載ってくるのだろうか?
この常陸の国は縄文時代には1万年以上にわたり平和に暮らしてきた縄文人がいた。
塩も鉄も採れた。
先日国会中継でたちあがれ日本の某女性議員がこの国は2600年以上前より天皇の国だと、話をしていた。
しかし紀元前にはまだ日本に国家はなかった。
少なくとも、この常陸には縄文人が木の実や貝を食べ、魚をとり、獣を追いかけて暮らしていた。
食べ物も豊富で、まさに常世の国だった。
塩もたくさん採れた。製塩技術もあった。
日本国を牛耳った藤原氏はこの常陸国の鹿島の出身とも言われている。
こんなことが、この戦国時代に小田氏-佐竹氏の勢力争いで滅んだ戸塚城の何にもない昔の城跡と言われる野原に残されたガガイモの実から、走馬灯のように想いが駆け巡ってきます。
この地ももうすぐ春の息吹が感じられるでしょう。
この台地の下は蓮田が広がっています。レンコンの収穫は水の冷たい冬です。
明日は霞ヶ浦周辺に広がるレンコン畑を見てみましょう。
今日の夕方つくば山が綺麗に赤く染まった。

いつも思うが、石岡の恋瀬川から見た筑波山は姿がいい。

最後までお読みいただきありがとうございました。


筑波山とっても綺麗ですね。
夕日とマッチして更に美しさが増して見えます。
だんだんと春らしい景色になってきましたね。
梅まつり・桜まつりが同時に楽しめるのも良いですね
> 筑波山とっても綺麗ですね。
> 夕日とマッチして更に美しさが増して見えます。
ありがとうございます。山は毎日姿が変わるのですがきれにみえるとワクワクするのです。
でもそれも15分位でしょうか。
ちょうど良い時見るのは勤めたりしていると難しいですね。
これから夏至に向かって太陽は東に移って、この山の上に沈むのは5月末頃。
またその頃に見られればいいなと思っています。
> 梅まつり・桜まつりが同時に楽しめるのも良いですね
これも楽しいですよね。同時に見られるのは、東北や北海道の人とおなじです。
筑波山の夕景がとても綺麗ですね~。
この山には二度登りましたけど女体山側からの方が
楽しかったような記憶があります。
頂上から関東平野が綺麗に見えたんですよ~。
先日、JR東日本・小さな旅・茨城県内エリアという冊子が
上野駅構内にあったのでいただいてきました。
『春・初夏のいばらき よいとこプラン』というテーマになってます。
その中には「バスで巡る〇〇市お薦め体験」というのがあります。
県内の町の駅に集合、帰着のとても素晴らしい企画ですよ♪
良さそうなのをみつけたら参加してみようかなと思っています。
> 筑波山の夕景がとても綺麗ですね~。
> この山には二度登りましたけど女体山側からの方が
> 楽しかったような記憶があります。
> 頂上から関東平野が綺麗に見えたんですよ~。
女体山へはケーブルカーもありますね。山頂は大きな岩がいくつもあって
その上から土浦や霞ヶ浦の方が一望できます。
筑波TXができてからこの山もずいぶん人が来るようになりました。
> 先日、JR東日本・小さな旅・茨城県内エリアという冊子が
> 上野駅構内にあったのでいただいてきました。
やはり食べ物に魅力を持たせないと・・・。
納豆・アンコウだけじゃないのだけれど、美味しいものは皆東京に持ってて売っているようです。
東京の台所なんですよね。
でもよかったら着てくださいね。
石岡も座禅体験、焼き物、茅葺き屋根、八郷シャモ、いちご狩りなどいろいろあるんだけど。
ガガイモなんて、まったく知らなかった私。
スクナヒコが乗ってた舟がガガイモの実だなんて、面白いですね。変に納得してしまいます。
昔から、ある植物なんですね。
こんばんは。
ケセランパサランですか。知りませんでした。有名になったのですね。
変なネーミングで面白そうですね。ケセラセラなるようになる。
どうでもよさそうでもあります。
このスクナヒコナは一寸法師の話と少し近そうで、神話の中ではとても面白いです。
> ガガイモなんて、まったく知らなかった私。
昨年まで私も知りませんでした。この神様を調べていて知ったんです。
このガガイモがどうも蚕の話にダブルんです。金色姫伝説です。