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(玉里)大宮神社

 昨日紹介した玉里素鷲(そが)神社は今は玉里の中心部にある「大宮神社」に合祀されているらしいので、そちらへ行ったみた。

旧玉里町役場(現小美玉市役場支所)の通りをはさんで目の前に樹叢があるところが「大宮神社」である。

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神社一体は「大宮緑地環境保全地域」となっており、スダジイやタブノキ等の高木とヤブツバキ、サカキ、ムラサキシキブなどが混生した自然林となっている。

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和銅年間(708~715)の創建といわれている。祭神は鹿島神宮の神である武甕槌命で、昔は鹿島明神と行っていたらしい。それが元禄9年(1696)に徳川光圀が巡視の時に大宮大明神と改めたという。

そして明治になって「大宮神社」と改めたそうである。

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立派な拝殿です。
貞享元年(1684)の造営と言われています。

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境内社が6つあるようです。
その中の一つに昨日紹介した「素鷲(そが)神社」があります。

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鰐口(わにぐち)は前に紹介した出島の安食(あんじき)にある「太宮神社」にもありました。
こちらには「正嘉元年大才丁巳十二月八日敬日」の銘があるそうですから1257年の製造です。

常陸府中(石岡)の大掾氏が滅びた天正18年(1590)に戦火に巻き込まれてこのあたりもほとんど消失したようですが、この鰐口だけが無事に残ったようです。

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こちらが本殿です。

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この大宮神社の後方に「玉乃井跡」という場所があるそうです。
そこがヤマトタケルが井戸を掘らせたら清らかな水が湧き出したと伝えられる井戸の跡で、玉里の名前のもととなったと伝えられる場所だそうです。

8月には「魔神祭」というお祭りがあるそうです。

この大宮神社は比較的標高が高い場所にあり、ここから霞ヶ浦の方に下っていく。

YAHOOの地図でも詳細図にならないとこちらの神社の名前が出てこないが、南側の今は神社と呼べないような「素鷲神社」は出てくる。なぜなのでしょうか。



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玉里地区 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012/05/23 19:46
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