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豊川稲荷分身

 先月だったかtroyさんのブログで行方市の芹沢地区に近いところの西光寺という寺を紹介されていた。
この西光寺の境内に稲荷神社があると書かれていた。

この稲荷神社というのを調べてみたら「三州豊川稲荷」となっていて興味を持った。

先日偶然この前を車で通ったので覗いてみた。

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場所は、前に紹介した新撰組の芹沢鴨の芹沢家のある場所に近く、カッパの手を切り落としてしまう伝説の「手奪橋」のすぐ上だ。

また、ヤマトタケルの伝説のある「現原(あらはら)の丘」の入口も近い。

手奪橋のすぐ近くから寺への登り口(あまり使われていない)には写真のように「三州豊川稲荷御分身参道」と書かれた石柱と稲荷の赤い旗が風にひらめいていた。

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実は稲荷神社はほとんどが伏見稲荷から分身をいただいて正一位と神社の身分をうたっているところがほとんどなのですが、(三州)豊川稲荷は神社ではなくお寺(曹洞宗の妙厳寺)なのです。

これは白い狐に乗ったインドの女神「吒枳尼天(だきにてん)」を祀っていて、境内にある「稲荷堂」あってお稲荷さんと皆が呼んでいることで稲荷が有名らしいんです。

しかし、何でこんなところに豊川稲荷なのか?

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お寺(西光寺)の山門です。奥の正面がお寺で、右側に「豊川稲荷」(こちらも寺)があります。

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これが「豊川稲荷」です。やはり狐がお守りしています。

豊川稲荷は曹洞宗のお寺ですが、この西光寺は行方市井上にある西蓮寺の末寺で天台宗だと思います。

そこで曹洞宗と天台宗の関係を調べたが、曹洞宗は禅寺で、天台宗から分離したらしい。
(訂正:分離したと書くと誤解を生むので訂正です。禅宗の曹洞宗は鎌倉時代に道元禅師が開祖とされています。これも道元は曹洞宗を名乗っておりませんが、中国の曹洞宗を学び日本に帰ってきています。そのため分離というのは言葉としては正しくはありません。後の世に曹洞宗がかなり広く知られ、力を持ってきたので天台宗から曹洞宗に改宗したお寺も多いのです。2012.6.8)

鎌倉時代に遡るが、宗派は途中で変わってしまった寺もたくさんあるので、あまりわからないが、どうやら二つの宗派は近いようです。

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こちらが西光寺の拝殿です。「安産子育観世音菩薩 西光寺」とかかれています。

saikouji06.jpg

拝殿にはこのような武者絵が奉納されていました。

行方市のHPには2月3日の節分祭の紹介が載っていました。豆まきは盛大にやるようです。

豊川稲荷分身とネットで検索すると結構あるものなんですね。
近くでは土浦市文京区の神龍寺にも置かれていました。
こちらは道路工事のためにこの寺に移動したとのこと。
でもどちらもお寺さんなんですよね。



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玉造 | コメント(2) | トラックバック(1) | 2012/06/07 19:47
コメント
稲荷
Romanさん、こんばんわ。
幅広く各地に感心をはらわれておられます。

>豊川稲荷は曹洞宗のお寺ですが、この西光寺は行方市井上にある西蓮寺の末寺で天台宗だと思います。
>そこで曹洞宗と天台宗の関係を調べたが、曹洞宗は禅寺で、天台宗から分離したらしい。

 稲荷は小生の関心のちょっと対象外だったのですが、笠間稲荷が神社であるのに対し、豊川稲荷はお寺なんですね。新鮮な発見です。神仏習合のなごりなのでしょうか、調べてみたいです。
 曹洞宗はその元締めが永平寺と、もひとつ横浜にある總持寺で、どちらも大寺院ですね。後者は私の住む地元にあるので、その大きさをよく知っています。この禅宗に属する宗派は、天台宗から分離ではなく、中国から禅宗として輸入されたものだと理解しています。輸入の役割を果たした栄西などがもともと天台で学んでいた、という関わりしか無いと。それもそうで中国に渡るまえに既存の仏教を学んだ人であるわけで、その学校は天台とか真言しかなかったでしょうし。
 臨済宗は禅宗であるのに、葬式仏教の元祖であるわけで、またそれゆえ大寺院になったと思えるわけで、あまり尊重する気持にはならないのが正直なところです、わたしは。
Re: 稲荷
忠顕さま

いつもコメントありがとうございます。
私も知らないことがたくさんあるので、すこし暇になったので興味があちこちに飛びます。
このブログもとりあえず毎日書き続けているのでともかくは大変です(笑)
そのため知識が足りないのをウィキペディアなどで知識を得ます。

そしてその他のネットを大雑把に眺めてもいます。

豊川稲荷が寺だというのも数ヶ月前に知ったばかりです。
そしてこの梶無川の現原の丘のスグ近い場所に「三州豊川稲荷」と地図にあって興味を持ちました。

これもたのブログで紹介されたお寺の中にお稲荷さんがあるとの記事でしたが、普通どこの稲荷神社も正一位となっていて伏見とつながっているのがほとんどなので不思議に思ったのです。

>  曹洞宗はその元締めが永平寺と、もひとつ横浜にある總持寺で、どちらも大寺院ですね。後者は私の住む地元にあるので、その大きさをよく知っています。この禅宗に属する宗派は、天台宗から分離ではなく、中国から禅宗として輸入されたものだと理解しています。

・・・この中国の曹洞宗と日本の曹洞宗は全く同じものではないようです。
日本の曹洞宗の発祥は道元に始まると書かれていましたが、有名な著書「正法眼蔵」もよんだこともないのでわかりません。
ただ中国に渡った道元が中国の曹洞宗の僧侶に師事して教えを頂いたことのようですが、中国も色々な宗派に別れ、今残っている中国の曹洞宗と日本のそれとは違うようです。

ただ、禅宗は鎌倉時代半ば頃に始まったものだと理解しています。
そして天台宗からたくさんの寺が曹洞宗に改宗しているようでもあります。
関係はよくわからないのですが、まったくの無関係ではないように思います。

日本人は無宗教などと言われますが神様・仏様もあまり数が多くて、正直ありがたいのかどうかもわからないです。

ただお互いの宗派をあまり排他的に扱っていないので救われます。

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 先月だったかtroyさんのブログで行方市の芹沢地区に近いところの西光寺という寺を紹介されていた。この西光寺の境内に稲荷神社があると書かれていた。この稲荷神社というのを調べてみたら「三州豊川稲荷」となっていて興味を持った。先日偶然この前を車で通ったので覗い...