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四つの佐志能神社(2)

 昨日紹介した染谷佐志能神社と対になったもう一つの村上佐志能神社を紹介します。

石岡市史などによると、染谷が高龗神(たかおかみのかみ)で村上が闇龗神(くらおかみのかみ)を祀っているとある。
しかも、高龗神(染谷)は雌龍神、闇龗神(村上)は雄龍神だとある。

何か変なのだがこの神様についてはどうもよくわからない。

wikipediaによれば「龗神=淤加美神」は神話に登場する神で、日本書紀では「龗神」と書き、古事記では
「淤加美神」と書くそうです。

神話ではイザナミ(伊邪那岐神)がカグツチ(迦具土神)を斬り殺した時にその血から生まれた神とも・・・。

この辺になるとよくわからないので正確ではないです。

高は山の上であり、闇は谷間を表しているともいわれ、対の神ではありますが、雌雄の表現はどこかに危うさを感じます。

高龗神は京都の貴船神社の祭神で、奈良県吉野の丹生川上神社には上社が高龗、中社が罔象女神(みずはのめのかみ)、下社が闇龗神を祀っているようです。

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こちらが村上にある佐志能神社です。こちらは山の麓で民家の途切れたところの広場に鳥居があります。
しかし、昔はこの鳥居の正面側ももっと参道が伸びていたように思います。
今は横から入るような形になっています。
初めての方は少し地図を調べていかないとわかりにくいですが、一番山側に並んでいる普通の民家をそのまま進むと自然に神社に入っていく感じです。

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木々に囲まれた鳥居をくぐって正面に拝殿があります。

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こちらは鳥居の手前にある湧水(御神水)のあった場所。
今ではかっての清らかな水も流れてなく、わずかに水が溜まっているのみです。

歴史がどうのこうのというのだが、この近くではまだ水も湧き出しているところもありそうなので、引いて来たらいいのになどと勝手に思ってしまった。澱んだ水では神様も喜ぶまい。

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正面が拝殿です。

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拝殿の裏には本殿があります。染谷の方は囲われていて見られなかったが、こちらは龍の彫り物も見ることができます。

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この本殿の裏手に更に山の方に入っていくように鳥居があります。
しかし、道は特に整備されていませんので木々や岩につかまって登ることしかできませんが、山の上の方にお宮が祀られています。奥の院ということのようです。

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さて、石岡の龍神山ですが、今はこんな姿です。年々左右に別れ、小さくなっていくようです。
砕石業者がこの山を削っています。

昨日みた染谷の屏風岩のように良質の石が採れるそうです。(市が以前業者に売ってしまったものです)

龍神山は昔から雨乞いをする山であったのです。その信仰の山でもあり、清らかなる水を常陸国の国府へ供給してくれるめぐみの場所でした。
そこにまた湧き出した泉には「親は諸白、子は清水」の伝説も生まれて、酒造りにも適した場所だったのです。

明日は、柿岡にある佐志能神社を紹介します。



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佐志能神社 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2012/06/10 18:06
コメント
はじめまして
すばらしいブログですね。
思わず感嘆してしまいました。
地元の歴史などあれこれ調べておりますところに運良く、検索でたどり着くことができ、大変幸運に思っております。

時間をかけて読ませていただきき、多くを学ばせていただきます。
このようなブログがありますことは、ありがたいことでございます。


月琴一代

月琴一代 さま
こんにちは。 お便り嬉しく頂戴しました。

> すばらしいブログですね。
> 思わず感嘆してしまいました。

ありがとうございます。

> 時間をかけて読ませていただきき、多くを学ばせていただきます。
> このようなブログがありますことは、ありがたいことでございます。

お役にたつことがありましたらこちらも嬉しく思います。
石岡の歴史を調べるうちに、この周りも含めた地域を眺めないと
本当の良さはわからないと思いました。
まだまだ未熟ですがまたお立ち寄りください。

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