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稲敷散歩(23)-飯名の社その2

 今日は昨日より暑く、この夏最高だったんではないかと思います。

さて、昨日続きで筑波山の「飯名(いいな)神社」を紹介します。

筑波山神社が有名なためにこちらの古社が忘れ去られているようですが、巨岩信仰が見て取れる面白い神社です。

稲敷市ができて、稲敷の名前が定着してしまうと地域がこの現在の場所に特定されてしまいそうですが、地域の名前と言うのはそれぞれ歴史があり、それら知った上で理解していかないと歴史や文化の継続性も行政区分で切られてしまい想像をすることも徐々に困難となってしまうようです。

この神社は稲敷市とはかなり離れたところにあるわけですが、この地の人も話のタネに一度お参りされてみるのもよいと思います。


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飯名神社は、古くから稲野(飯名野)の弁天(別名 稲野弁天)と言われていると言います。
毎年旧正月の第1巳の日(2月末頃)に祭礼があり、遠くからもお参りに来る方がたくさんおられるそうです。

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最初に思ったよりも立派な神社で驚きました。
こじんまりした神社を想像していたのです。
舗装された山道を登り神社がすぐに見えてきますが、この右手を道は上に続いており、この神社の上には「月読神社」がすぐあるそうですが、今回は寄らずに帰って来てしまいました。

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神社の鳥居です。

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鳥居をくぐって石段を登ると正面が拝殿です。

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拝殿の裏には大きな巨岩がありその間に挟まるように本殿があります。
保護するために別に屋根がつけられています。

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この巨岩の上にはこのような祠が二つ。
ここはまさに大きな岩そのものが信仰の対象となっているようです。

さて、調べてみるとこの大きな岩がこの神社の御神体で、女石と呼ばれているそうです。
高さ約4メートル、幅10メートルで真中に大きな割れ目があることからその名がついたようです。この神社が「弁天」と呼ばれるようになったのもこの女石の信仰からきているようです。

子宝に恵まれるようにお祈りする人が多いのもうなづけます。

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この大きな女石の上に高さ1mくらいの石が建てられています。
上の写真の木の裏側です。

昔からあるようで、これは男石だそうです。
まあ信仰の対象ですから昔からこのようなものはたくさんありますね。

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鳥居から拝殿へ行く途中にも大きな岩にしめ縄が巻かれています。

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さすがに筑波山です。
万葉歌碑が置かれていました。これも自然の石に彫られていました。

「筑波嶺に雪かも降らるいなをかも愛しき子ろが布乾さるかも」

ここに出てくる「いなをか」がこの神社の場所をさしていると解釈されているようです。

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現在この神社は筑波山神社で管理されているようです。

稲敷の名の発祥と関連しそうな「飯名神社」を紹介してみました。

巨岩信仰などの民俗学的な歴史をたどると、何か見えてくるものもありそうですがともかくは、稲敷が筑波山の神の宿るこの飯名(いいな)=いな=稲から来ているというのはかなり信ぴょう性は高そうに思います。

牛久市の西側に「伊奈町」という地名がありましたが、今では「つくばみらい市」になってしまいました。
この「伊奈」も同じ流れでついたように思います。

まあ、日本各地に「稲」や「「伊奈」などという名前がつく地名はたくさんあります。縄文時代にすでに稲が伝わっていたともいわれ、稲の語源が何処から来たものなのかも探っていかないと、本当は片手落ちなのかもしれません。

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稲敷散歩(江戸崎周辺) | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012/07/27 19:10
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