立秋と秋の空
今年の立秋は8月7日(昨日)だそうですね。
これからは残暑見舞いに変わるのだそうで、それを知ってか今日は今までの暑さに比べて急に秋がやってきたような気温でした。
空を見上げると、これは秋の空ですね。
今日の雲はとても不思議な感じでした。スジの入った雲はやはり秋を感じますね。
でもまた夏の暑さがぶり返すそうです。気持ちだけでも涼しくいきたいものです。
(写真はサムネルです。クリックすると大きな画像を別ウインドウで開きます)

広島の原爆の日が8月6日、長崎が8月9日です。67年前のこの夏の空にピカドンの閃光が走り、死の灰が降った。
忘れてはならない日がまたやってきた。
それなのに・・・・。何が25%だ、15%だ、0%などという理由のわからないシナリオの議論をしている。
これは明らかに15%に誘導するためのシナリオでしかない。
核の副産物を処理することも決まらない。原発は止まっても、福島の4号機のように使用済み核燃料をプールに保管し続けるしかない。
これから10万年先にまでつけを残す。
一般に、多くの人が歴史で興味が湧くのはせいぜい鎌倉時代以降であろう。
まだ800年くらい前のことだ。
富士山が大きくなったのは10万年前ころからの噴火で段々に今の形となった。
古東海道の足柄峠の道が通れなくなった噴火は802年。貞観大噴火が864~866年。貞観地震が869年のことだ。
宝永の大噴火に至っては1707年だから たった300年しか経っていない。
どこに安全に保管できる場所があるのだろうか?

この世に100%安全などというものは存在しない。
万が一想定外のことが起こったときにいかにその与える影響のリスクを低減できるのかというプロセスが大切なのだ。
当然、新しいリスクが判明すれば修正し、新しい技術ができればそれを駆使してそのプロセスを絶えず見直すことが必要なのです。
私も技術屋の端くれです。
高校生になった時に糸川英夫博士の物理学の問題集にのめり込んだ。
アインシュタイン相対性理論を扱ったガモフの「不思議な国のトムキンス」などを面白く読んだ。
原子核分裂などの探求は物理学ではとても興味のある分野ですし、これからも研究は進めなければならないでしょう。まだまだ知らねばならないことが山ほどあるでしょう。
でもこの核廃棄物処理などの技術が大幅に進まなければ、このまま利用を続けることは今の推進派の思考回路の上にある限り怖くてやっていられない。
関西電力社長の「次の原発稼働は・・・」発言は、全く自分たちのエゴを出しているに過ぎない。
私は見てしまった。
福島から取るものもとりあえず、ふるさとを追われ、暑く狭いプレハブにいて不平を言ってもどこにも聞いてもらえない人たちの落胆した目を。
そしてその人たちの中にも津波で流された家族もいたことを。
家畜を置き去りにして故郷を離れざるを得なかった人たちのことも。
この同じ日本にいながらこの温度差はなんなのだろう。
先日までの暑い日々と、今の秋のような気温とのように、住むところが違えば忘れていられるものなのだろうか。
福島2号機の危機的だった状況が1年以上もたった今頃伝わってきている。
背筋が凍りつくような状況だったのに、今聞くと何か絵空事のような気にもなる。
SR弁などというわけのわからない言葉でごまかし、日本語で「安全弁」と言って欲しい。
これが開かずに、格納容器が大爆発して日本全土に死の灰を降らせたかもしれないのだから。
プルサーマルの運転をしていた3号機は1号機の水素爆発とは明らかに違った黒煙(キノコ雲)が上がった。
そして5月にも黒煙が上がっている。
未だに原因がわからない。または発表していない。
2号機は実際は大爆発までいかなかったが一部が壊れて大量の放射性物質が飛び散った。
しかし数百キロが不毛の地になることは防げた。運が良かったのである。
まだ、天は私たちを見放していないのに、本当の天罰がくだらないうちにまともな議論をしたい!
あまり政治的なことを書くと、読者が減ってしまいそうだが、たまには許してください。
年に1回の原爆の日を忘れないようにしましょう。
原子力を人の力で制御できると思い込んでいた。でもそれは奢りであった。
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これからは残暑見舞いに変わるのだそうで、それを知ってか今日は今までの暑さに比べて急に秋がやってきたような気温でした。
空を見上げると、これは秋の空ですね。
今日の雲はとても不思議な感じでした。スジの入った雲はやはり秋を感じますね。
でもまた夏の暑さがぶり返すそうです。気持ちだけでも涼しくいきたいものです。
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広島の原爆の日が8月6日、長崎が8月9日です。67年前のこの夏の空にピカドンの閃光が走り、死の灰が降った。
忘れてはならない日がまたやってきた。
それなのに・・・・。何が25%だ、15%だ、0%などという理由のわからないシナリオの議論をしている。
これは明らかに15%に誘導するためのシナリオでしかない。
核の副産物を処理することも決まらない。原発は止まっても、福島の4号機のように使用済み核燃料をプールに保管し続けるしかない。
これから10万年先にまでつけを残す。
一般に、多くの人が歴史で興味が湧くのはせいぜい鎌倉時代以降であろう。
まだ800年くらい前のことだ。
富士山が大きくなったのは10万年前ころからの噴火で段々に今の形となった。
古東海道の足柄峠の道が通れなくなった噴火は802年。貞観大噴火が864~866年。貞観地震が869年のことだ。
宝永の大噴火に至っては1707年だから たった300年しか経っていない。
どこに安全に保管できる場所があるのだろうか?

この世に100%安全などというものは存在しない。
万が一想定外のことが起こったときにいかにその与える影響のリスクを低減できるのかというプロセスが大切なのだ。
当然、新しいリスクが判明すれば修正し、新しい技術ができればそれを駆使してそのプロセスを絶えず見直すことが必要なのです。
私も技術屋の端くれです。
高校生になった時に糸川英夫博士の物理学の問題集にのめり込んだ。
アインシュタイン相対性理論を扱ったガモフの「不思議な国のトムキンス」などを面白く読んだ。
原子核分裂などの探求は物理学ではとても興味のある分野ですし、これからも研究は進めなければならないでしょう。まだまだ知らねばならないことが山ほどあるでしょう。
でもこの核廃棄物処理などの技術が大幅に進まなければ、このまま利用を続けることは今の推進派の思考回路の上にある限り怖くてやっていられない。
関西電力社長の「次の原発稼働は・・・」発言は、全く自分たちのエゴを出しているに過ぎない。
私は見てしまった。
福島から取るものもとりあえず、ふるさとを追われ、暑く狭いプレハブにいて不平を言ってもどこにも聞いてもらえない人たちの落胆した目を。
そしてその人たちの中にも津波で流された家族もいたことを。
家畜を置き去りにして故郷を離れざるを得なかった人たちのことも。
この同じ日本にいながらこの温度差はなんなのだろう。
先日までの暑い日々と、今の秋のような気温とのように、住むところが違えば忘れていられるものなのだろうか。
福島2号機の危機的だった状況が1年以上もたった今頃伝わってきている。
背筋が凍りつくような状況だったのに、今聞くと何か絵空事のような気にもなる。
SR弁などというわけのわからない言葉でごまかし、日本語で「安全弁」と言って欲しい。
これが開かずに、格納容器が大爆発して日本全土に死の灰を降らせたかもしれないのだから。
プルサーマルの運転をしていた3号機は1号機の水素爆発とは明らかに違った黒煙(キノコ雲)が上がった。
そして5月にも黒煙が上がっている。
未だに原因がわからない。または発表していない。
2号機は実際は大爆発までいかなかったが一部が壊れて大量の放射性物質が飛び散った。
しかし数百キロが不毛の地になることは防げた。運が良かったのである。
まだ、天は私たちを見放していないのに、本当の天罰がくだらないうちにまともな議論をしたい!
あまり政治的なことを書くと、読者が減ってしまいそうだが、たまには許してください。
年に1回の原爆の日を忘れないようにしましょう。
原子力を人の力で制御できると思い込んでいた。でもそれは奢りであった。


私も読みました。大学1年の講義の中で、教授が示した読むべき本の中にこれがあったので読んでみました。こんなお伽話みたいな本をなんで?と訝りましたが、相対論の世界を最初に知るにはいい本ですね。高校のときに別の何かで知識はあったので、たしか読み倦ねた記憶がありますが。
原爆忌につづいて終戦記念日も間もなくやってきますね。
おっしゃるように原発関係のその後の成り行きを見ていると、一定の方向に国をもってゆく方法は、戦争に導いたのも共通点があるのかなと思います。情報量は戦前と今では雲泥の差だとはいっても、手順に共通した何かがあるようです。
そのために戦争に向かった歴史と、そうなった理由を日本のひとは充分に知るべきだと思います。そしてその原点のいくらかのヒントが日本人の‘信仰’の持ち方に見いだせるように思い、それがRomanさんの記事にも興味をもつひとつであります。
> ガモフの「不思議な国のトムキンス」
> 私も読みました。大学1年の講義の中で、
そうですか。よくわからない相対性理論も何かわかるような気になる本ですよね。
でも結局はよくわからない。光より速いなんてことは考えられないです。
この本はバイトで高校生を教えていた時に逆に教えてもらった本なんです。
そして読んではまってしまった。 まあ勉強の本ではないですね。
> 原爆忌につづいて終戦記念日も間もなくやってきますね。
> おっしゃるように原発関係のその後の成り行きを見ていると、一定の方向に国をもってゆく方法は、戦争に導いたのも共通点があるのかなと思います。情報量は戦前と今では雲泥の差だとはいっても、手順に共通した何かがあるようです。
情報は自由に取れると勘違いしていますよね。あまり信じられないようにも思います。
自分で確かかどうかを養う眼が必要なんでしょうね。
> そのために戦争に向かった歴史と、そうなった理由を日本のひとは充分に知るべきだと思います。そしてその原点のいくらかのヒントが日本人の‘信仰’の持ち方に見いだせるように思い、それがRomanさんの記事にも興味をもつひとつであります。
私も知らずに何か感じているのだと思います。ありがとうございます。
原発は如何考えても地球にとって大きな害を残す事は間違い無い
事実ですね。使用済み核燃料も今の日本では安心できませんしね。
大飯原発が再稼働して「海の魚が大量に死んで浮き上がった」と
京都で乗ったタクシーの運転手に聞きました。発電所から流される
大量の水が高温で海水温度が上がり魚が死んでしまったそうです。
そんなことって報道もされていないし、隠しているのでしょうか?
地球と命の安全を一番に考えて欲しいと、これ以上原子力の被害を
受けることが無いようにと切に願って動かなければいけませんね。
知らないでいることが多いので、こうして問題提起をして頂く事で
気付きがありますから私のように世間知らずには有難いです。
原爆記念日は決して忘れてならないですね。ありがとうございました.
こんばんは。
本当に何か考えて声も上げていかなければいけないのかとも思います。
> 大飯原発が再稼働して「海の魚が大量に死んで浮き上がった」と
> 京都で乗ったタクシーの運転手に聞きました。発電所から流される
> 大量の水が高温で海水温度が上がり魚が死んでしまったそうです。
> そんなことって報道もされていないし、隠しているのでしょうか?
そうだったんですか?
これは昔から言われていますね。火力発電所やコンビナートの蒸気タービンなども
海水で熱交換していますから温度は上がります。
原発は出すエネルギーが大きいので熱交換量も半端ではないのでしょうし、放射性物質もゼロかどうかも怪しいです。
漁業については補助金とか保障金というお金が出ているようです。
今は昔より海水温度全体も少し高いので、尚更問題も大きいのかもしれません。
> 知らないでいることが多いので、こうして問題提起をして頂く事で
> 気付きがありますから私のように世間知らずには有難いです。
みなさんそれぞれに思いがあると思います。
時々自己主張するのも大切なのじゃないかと思うようになりました。
意見は賛成の人も反対の人もおられるでしょうが、ブログも2年を迎えるので
少しスタイルも考案中です(笑)
こんなんでもよければまだお付き合いください。