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ダイダラボッチの里(2)-梶和崎

 一昨日紹介した「代田」(だいだ)地区のダイダラボッチ。
名前がやはり似ているのは関係があるのかな?

このダイダラボッチは各地に伝説があるが、ここにも伝わっている。

「大男(ダイダラボッチ)が富士山と筑波山を比べようと天秤にかけた。
すると筑波山傾いて天秤から落ちてしまい、2つに分かれて女体山と男体山になった。」

これが普通のお話し。
ここではダイダラボッチがこの時に踏ん張った足跡が大きな窪地となって池となった。と言われている。

また、この池(窪地)はどうやら昔の製鉄の跡ではないかと言われている。

八郷地区などにも人工的な窪地があり、砂鉄を採った跡だと考えられているようです。

大人形

代田地区を含めて、街角に4箇所人形が飾られますが、メインの通りにあるのは昨日紹介した「代田」地区だけです。

その他の場所も、地元の方はすぐにわかるのですが、地元の方以外には普段通ることのない場所で直ぐにわからなかったので今まで行ったことがありませんでした。

今年は調べて4箇所全部を見てきました。

今日は「梶和崎」のダイタラボッチを見てみましょう。

kaji02.jpg

やはり道の曲がり角に置かれています。
ここがこの地区の入口なのでしょう。

kaji03.jpg

顔は紙?布?金属板?に書かれたものですが、皆4箇所別々の表情です。
また体(藁で作る)に指す杉の枝もここでは枯らした茶色くなったものを使うようです。

kaji04.jpg

全体には「代田」のものとよく似ています。
ナスを使って乳と男性シンボルを作るのも同じです。

これをグロテスクだの、教育上よくないなどというように思うかもしれませんが、むかしの各地に残る民衆の行事には何らかのこれらの要素は多分に入っていました。

今は出来るだけこのようなものを排除する動きもありますね。
でも何も娯楽のなかった昔の地方では、これが自然なんです。

近くのかすみがうら市出島地区の牛渡(うしわた)にある鹿島神社に伝わる「へいさんぼう」というお祭りは、今では珍しいおおらかな営みを表現しています。

興味のある方は調べてみてください。

kaji05.jpg

でも、知らない人が初めてここに来たら驚きますよね。
1年間置かれたままですから、見ようと思ったらいつでも見られます。

kaji01.jpg

人形が置かれている場所は、曲がり角ですが、片側はこんな田んぼが広がっています。
稲も大分実ってきました。
このあたりは9月に入ればすぐ稲刈りになるところが多いようです。

実はこの先にある「八木地区」でも昔は作られていたと聞きました。

そしてどこも今から40年ほど前に作るのをやめたのだそうですが、それから働き盛りの人が何人も亡くなり、また復活したといいます。

また現在人形を作っている地区も後継者が問題のようです。
これらを作るのは昔は若い男性がやることになっていたようですが、今では年齢も上がっているようです。
でも女性は作るのを手伝ってはいけないようです。

明日は残り2箇所を紹介します。

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ダイダラボッチの里 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2012/08/22 18:47
コメント
代田ラボッチ
世田谷区代田(ダイタ)にもダイダラボッチの伝説があり...
東葛地域でも「この池はダイダラボッチの足跡」だという言い伝えの場所がありますが^^;

この梶和崎のダイダラボッチの写真は、真にインパクト大です。
Re: 代田ラボッチ
たすけさん

お返事遅くなりました。

> 世田谷区代田(ダイタ)にもダイダラボッチの伝説があり...
> 東葛地域でも「この池はダイダラボッチの足跡」だという言い伝えの場所がありますが^^;

世田谷の代田に同じような話があると聞いたことがありました。
日本全国ありますが、水戸にある「大足」、石岡八郷地区の「大足」。
ともに「オオダラ」と読みますが、ダイダラボッチ伝説があるようです。
タタラ製鉄とも言葉が近いので関係がありそうです。

> この梶和崎のダイダラボッチの写真は、真にインパクト大です。
こちらのだけが茶色に枯らしたスギを使っていましたが、他の所も緑でも
しばらくすれば同じようになります。(笑)
顔は手書きだそうです。

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