金色のマトリョーシカ
今朝の車から流れるラジオでどこかの教育評論家が言っている話が聞こえてきた。
詳しくは聞いていなかったが、日本史などの教科書も子供たちに分かりにくいので、出てくる言葉(単語など)の解説を教科書に入れることを提案していた。
これも趣旨がはっきり聞き取れていなかったが、「馬鹿じゃないの?」と思うことばかり。
教科書のための初級用教科書なるものを考えているようだった。
昔、小学校などの先生用に教科書指導要領的な本が使われていた。
またその勉強用の「教科書ガイド」なるものが書店で売られていた。
これを「アンチョコ」といった。すなわち「安直(あんちょく)なもの」という意味だ。
学校の先生やご両親には、子供たちに小学生用の国語辞典や漢和辞典を与えて辞書を引く習慣を是非身につけさせて欲しい。
辞書ほど素晴らしいものはないと思う。
今はパソコンや電子辞書があるが、これは物足りない。
さて、もう一つ。作家の浅田次郎さんがニュースステーションだったかで「灰色のマトリョーシカ」という言葉を使って、原発を表現したことが紹介されていた。
ウクライナの北端、ベラルーシとの国境近くのチェルノブイリに出かけて、そのコンクリートに覆われた、いわゆる「石棺」はボロボロになり、またその外側に、それを覆うための石棺を作っている。
これはこれから先、原発事故のことなどわからなくなっている若者たちが仕事になるからと黙ってやっている。
これを見たら「灰色のマトリョーシカ」だと・・・・。
確かにこの言葉はグサッとくるものがある。
現在も内部被曝で甲状腺がんなども増えているとの紹介もあった。
しかし、マトリョーシカをここの表現に使うことは反対だ。
今ではロシアの土産物の代表ともなっているマトリョーシカだが、日本人はなんとも思えわないのだろうが、使われるロシアやウクライナ、ベラルーシなどの人たちはきっといい気持ちはしないだろう。
そこで、私がロシアの露店で買ってきたマトリョーシカを紹介しよう。



露店で値切って買ってきたものだが、向こうではこの小さな宝石のようなものを散りばめて、金色の模様を施している。
よくわからないが、細かく精巧なものほど価値があるそうだ。
一般にネットで紹介されているものはあまりいいものが少ないように思う。
こんなことでマトリョーシカのイメージが悪いものにはなって欲しくない。
もちろん福島の事故を見てしまった私たちが取れる方法は「原発をやめる」ことしか方法がない。
除染の土などは何年保管すれば害がなくなるのか?
政治責任なんかとってもらってもなんの意味もない。
現在福島の仮設で暮らす人たちは、自分の家の近くがこの中間貯蔵場などと言われて、帰ることができるのか心配で泣いていた。
また山や人のいない原野など膨大な土地の除染は不可能に近い。
危険と隣り合わせで生きるしかない。
これからは内部被曝をできるだけしないように食べ物、飲み物の検査は徹底的にやってほしい。
今も木の表皮には大量の放射線がある。
林業も問題山積みなのだ。これが何年も続く。次の世代にまで続いていくとされている。
それこそ「安直な」考えは排除しなければならない。
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詳しくは聞いていなかったが、日本史などの教科書も子供たちに分かりにくいので、出てくる言葉(単語など)の解説を教科書に入れることを提案していた。
これも趣旨がはっきり聞き取れていなかったが、「馬鹿じゃないの?」と思うことばかり。
教科書のための初級用教科書なるものを考えているようだった。
昔、小学校などの先生用に教科書指導要領的な本が使われていた。
またその勉強用の「教科書ガイド」なるものが書店で売られていた。
これを「アンチョコ」といった。すなわち「安直(あんちょく)なもの」という意味だ。
学校の先生やご両親には、子供たちに小学生用の国語辞典や漢和辞典を与えて辞書を引く習慣を是非身につけさせて欲しい。
辞書ほど素晴らしいものはないと思う。
今はパソコンや電子辞書があるが、これは物足りない。
さて、もう一つ。作家の浅田次郎さんがニュースステーションだったかで「灰色のマトリョーシカ」という言葉を使って、原発を表現したことが紹介されていた。
ウクライナの北端、ベラルーシとの国境近くのチェルノブイリに出かけて、そのコンクリートに覆われた、いわゆる「石棺」はボロボロになり、またその外側に、それを覆うための石棺を作っている。
これはこれから先、原発事故のことなどわからなくなっている若者たちが仕事になるからと黙ってやっている。
これを見たら「灰色のマトリョーシカ」だと・・・・。
確かにこの言葉はグサッとくるものがある。
現在も内部被曝で甲状腺がんなども増えているとの紹介もあった。
しかし、マトリョーシカをここの表現に使うことは反対だ。
今ではロシアの土産物の代表ともなっているマトリョーシカだが、日本人はなんとも思えわないのだろうが、使われるロシアやウクライナ、ベラルーシなどの人たちはきっといい気持ちはしないだろう。
そこで、私がロシアの露店で買ってきたマトリョーシカを紹介しよう。



露店で値切って買ってきたものだが、向こうではこの小さな宝石のようなものを散りばめて、金色の模様を施している。
よくわからないが、細かく精巧なものほど価値があるそうだ。
一般にネットで紹介されているものはあまりいいものが少ないように思う。
こんなことでマトリョーシカのイメージが悪いものにはなって欲しくない。
もちろん福島の事故を見てしまった私たちが取れる方法は「原発をやめる」ことしか方法がない。
除染の土などは何年保管すれば害がなくなるのか?
政治責任なんかとってもらってもなんの意味もない。
現在福島の仮設で暮らす人たちは、自分の家の近くがこの中間貯蔵場などと言われて、帰ることができるのか心配で泣いていた。
また山や人のいない原野など膨大な土地の除染は不可能に近い。
危険と隣り合わせで生きるしかない。
これからは内部被曝をできるだけしないように食べ物、飲み物の検査は徹底的にやってほしい。
今も木の表皮には大量の放射線がある。
林業も問題山積みなのだ。これが何年も続く。次の世代にまで続いていくとされている。
それこそ「安直な」考えは排除しなければならない。


これを見ると依然として苦しい人たちは苦しいのだろう、しかし逞しく生きていると感じます。
チェルノブイリ事故ばかりでなく、どこの国でも大きな災難に遭って人生が大きく傾いた人は沢山いることでしょう。事故でなくても中国など土地収用が普通にされるような国もあるし。
そのような苦難の人を国はどうしているか、ロシアは報道の限りではフォローしているよう。中国は闇に葬って我慢させているような印象か。
日本は…。国がどうしようもないことには「耐え難きを耐え…」と個人で解決しなさい、と再度言うかも知れない。も少し範囲が小さいと、当事者の問題となって他の地域の人は忘れ去ることが多いか・・・
----感じるままですいません----
今日は勝手に好きなことを書いてしまいました。
忠顕様もロシアに行かれたことがあるのですね。
モスクワやサンクトでは若者が高級車に乗っている人がたくさんいます。
これも特権階級の子女たちのようです。日本料理もものすごく高いのに
人気がありますが、働いているのはコカサス地方の旧朝鮮難民で日本人に似ています。
街のビルやアパートもエアコンが汚らしく窓に付けられていました。
しかし、少し離れた都市にいくとまだまだ貧しい人たちがたくさんいます。
特にベラルーシ(白ロシア)などは全体に貧しいです。
汚らしい紙のお金しかないです。コインがないんです。
今でもチェルノブイリの恐怖に怯えて暮らしているように思えました。
平均寿命が男性でウクライナもベラルーシも60歳代前半です。
日本はとても恵まれた国なんですね。
でも確かにこれからまた「耐え難きを耐え・・・」なんて聞こえてきそうですね。
今日もありがとうございました。
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
> また遊びに来ます!!
> ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
大分前に書いた記事ですが、やはり自分の意見はしっかり述べるのがいいようですね。
うれしいコメントでした。
また、時々お越し下さい。