FC2ブログ

つくば市北条(5)-日向廃寺跡

 つくば市北条地区が気になって少し見て歩いたのだが、おまつりの記事が入ってしまい少しあいだが空いてしまった。

この地区はとても不思議なところだ。
石岡に似ているところが多いが、大きな五輪塔などはまた違った文化があったようだ。

石岡は常陸国の国府があったところと自慢している。

isiokaeki.jpg

石岡駅の名所案内。一番下に「常陸大掾平氏歴代の墓」とある。
これは平氏の福を願う寺として紹介した「平福寺」にある五輪塔のこと(こちら)だが、石岡ではその中心にある一番大きなものは「平国香」のものではないかと密かに囁かれている。

常陸大掾(だいじょう)は役職が名前になった全国でも珍しい氏族だが、ここつくば市北条に来たら、やはりこの考え方(国香の墓)には同意できない気が強くなった。

もともと国香は石田館(明野)にいたし、ここに墓と言われるものもある。

北条はその後に常陸大掾になった多気(たけ)大掾が6代までいた。
そして、八田氏(小田)の換言で頼朝に地域を没収されてしまって滅びた。
その後の常陸大掾はこの多気氏とは同族の水戸にいた吉田氏(=馬場氏)(水戸城=馬場城)が継いだ。
そして府中(石岡)に府中城を建てた。

しかし、この北条地区はそれから小田氏の領地になったのだろう。

そして、多気氏の大掾は今でもこの北条にて慕われているようだ。
多気氏が6代、その後1590年に滅びるまで7~22代が吉田氏が常陸大掾氏ということになる。

IMG_4052s.jpg

今日は少し変わった場所を見つけたので紹介します。
「日向廃寺」と書いてありました。

IMG_4053s.jpg

これは、写真に写っているように市営アパート? を建設するときに発見されたものだそうです。
アパートの公園のような広場が広がり、そこに何箇所か建物の土台を現す長方形の盛土があります。
ただ普通の寺跡のイメージとはかなり違っています。

IMG_4054s.jpg

この説明によれば、多気氏が建てた寺の跡だろうと書かれており、特に注目すべきは宇治の平等院の鳳凰堂と同じような寺院様式だったと書かれています。

これは珍しいです。

平泉に残されている「無量光院の跡」もこの鳳凰堂を真似て作ったものだろうといいますので、
こんなところにもし本当に鳳凰堂を模した建物があったというのは当時の多気氏の力を想像させるものがあります。

IMG_4055s.jpg

幻の多気城と言われていた多気氏の城跡は、この裏山の上です。



にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 茨城県情報へ  ← よろしければクリックお願いします。

つくば市北条 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012/09/18 19:59
コメント

管理者のみに表示