銚子漁港の始まりは外川港であった

 千葉県銚子市の先端に外川(とかわ)漁港がある。

その漁港の東端の少し高台にある「大杉神社」の入り口付近に高さ4mほどの大きな石碑が建てられている。

P3230037s.jpg

「銚子漁業発祥地外川港    開祖 﨑山治郎右衛門碑」

銚子漁港は今の利根川出口付近にある銚子漁港よりも前にこの外川(とかわ)に漁港が作られた。(万治元年(1658年))

崎山次郎右衛門(さきやまじろうえもん)は慶長16年(1611)生まれで、紀州(和歌山)有田郡広村で漁師をしていましたが、黒潮にのり房総半島沖の「いわし漁」で財を成したといわれています。

しかし度々海難事故にあい、高神村(現外川)や飯沼村の人々に助けられました。

その恩返しもあり、この銚子の地の漁業発展のために寛永年間(1624~1644)、故郷から140人もの漁師を呼び寄せ、この外川漁港建設に尽力し、銚子の漁業技術の普及に尽力したのです。

明暦2年(1656)に崎山次郎右衛門はこちらに住まいを移し、万治元年(1658年)外川浦に漁港が完成したのです。
銚子の漁業はまず今の銚子港ではなく、外川港が先に繁栄したのです。

P3230051s.jpg

外川漁港は海岸沿いに沿って細長く続きますが、すぐ高台が迫っていますので、住居などは高台に広がります。
この漁港のはずれにあるこの石碑から外川漁港を見下ろすことができます。

外川2

ではこの石碑がある「大杉神社」を少し紹介しておきます。

P3230039s.jpg

神社は石段を上った上にありますが、途中二対の狛犬がいました。
大正時代の作のようですが、なかなか趣のある表情・姿です。

P3230040s.jpg

P3230042s.jpg

P3230043s.jpg

P3230050s.jpg

上から登ってきた階段を見下ろすと、この樹叢は海沿いに建てられた神社であることがよくわかります。

P3230047s.jpg

神社はそれほど大きなものではありません。
境内に碑が一つ置かれていました。

平安時代の歌人で金葉和歌集の選者「源 俊頼(みなもと の としより)」の和歌です。

「磐(いわ)はしる 外川の滝のむすぶ手も しばしはよどむ 淀むせもあれ」

ただ、この俊頼と外川の関係などは不明ということですので、この歌もここ外川を詠んだ詩かどうかもあまりはっきりしません。

銚子は紀州和歌山との関係は結構深いようです。

ヤマサ醤油の創業者 初代濱口儀兵衛は、外川漁港の開拓者「﨑山治郎右衛門」と同じ紀州広村の出身です。

醤油は鎌倉時代に味噌作りをしていて偶然できたもののようで、これは紀州の湯浅村でした。その紀州湯浅の隣りが広村(現広川町です。
濱口家の家長は代々、紀州広村にある本家と銚子を行き来していました。
そして、ヤマサ醤油を創業したのは1645年(正保2年)です。

同じ広村の出身であった﨑山治郎右衛門の影響を受けていたのでしょうね。


銚子 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/04/16 07:01

「八郷の山と歴史に遊ぶ」展

 昨日から八郷地区瓦会のさきにある「こんこんギャラリー」で「八郷の山と歴史に遊ぶ」展が開かれています。

かすみがうら市在住の鈴木さんが10~15年前から筑波山周辺の山を歩かれて、そこに残る歴史さんなどを丹念に手書きの地図に書き入れてまとめたものを展示していました。

P4130007s.jpg

この地図にはほとんどの山道が詳しく書き込まれています。
お話を伺うと、書いていてまたわからなくなると現地に何度でも足を運んで仕上げているそうです。
山には手が付けられていない昔の生活の跡がいくつも残されているのだそうです。

P4130008s.jpg

車では入れない山道ばかりをこれだけ丹念に書かれているものは他にはありません。

P4130009s.jpg

同じ山に登るにしてもいくつもの道があります。
そのほとんどすべてを歩かれているようです。
この情熱はどこから来るのでしょうか。

P4130010s.jpg

また興味深い内容もたくさん・・・・。

P4130011s.jpg

無料で公開されているうえにお抹茶もふるまっていただきました。
大変ありがとうございました。

P4130012s.jpg

写真撮影もご自由にということなので何枚も撮らせていただきました。

P4130013s.jpg

P4130015s.jpg

P4130016s.jpg

本も出しておられます。
この本は増刷中で6月に希望者に2000円+送料で送るという。
この場所で申込受付中です。
希望者は是非この機会に手に取ってみてください。
素晴らしい本です。

展覧会は23日まで(木~日曜日 開催)
詳しくは下記ブログで

こんこんギャラリーブログ ⇒ こちら

近況 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2017/04/14 08:39

やっと桜満開

 今日は天気も良くなったので空いた時間ですこしだけ桜を愛でてきました。

場所は柏原池公園。

P4130002s_20170413220206bcd.jpg

ほぼ満開です。
わずかに散り始めた花もあります。

P4130003s.jpg

桜花も愛でてやればそれでよし。
穏やかな日でした。

P4130005s.jpg

この後風土記の丘の方に回ったのですが、駐車場が満杯だったので戻ってきました。

(少し離れたところは止められますが、歩くのも面倒です。)

P4130006s.jpg

近況 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/04/13 22:07

鯉のぼりと古代の井

今日は冷たい雨。
寒暖の差が激しいです。

でも桜は咲き、明日からまたお花見日和となりそうです。

先週木曜日に風が強い中、行方市で大空を泳ぐ鯉のぼりを見て車を停めて立ち寄りました。

P4060001s.jpg

この鯉のぼりのお先に見える木がこんもりとしたところは「玉清井」と言われている場所です。

P4060003s.jpg

常陸国風土記に

「昔、倭武の天皇(ヤマトタケル)が、天の下を巡幸され、霞ケ浦より北を言向けられたとき、この国を過ぎ、槻野の清泉いづみに出たとき、清水で手を清め、玉をもって井戸をお褒めになった。これが玉の清井といはれ、今も行方の里にある。」(口訳・常陸国風土記より)

と書かれている場所で、上では「玉をもって井戸をお褒めになった」というが、これも解釈は分かれていて現地の説明では
「清泉の湧き出るのを見てこれをすくおうとし、誤って勾玉を水中に落としてしまった」というように書かれていました。

P4060005s.jpg

今でも水は湧き出ているようですが、清い泉というには程遠い姿になっています。


近況 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/04/11 22:14

雨の中桜めぐり

 この土日は桜も雨にけぶって霞んでいた。

土曜日は少しは大丈夫かと思ったがダメ。

P4080001s.jpg

風土記の丘もソメイヨシノで5~6分咲? しだれ桜はまだまだといった感じだ。
写真は土曜の昼頃。

P4080002s.jpg

さて今日は昨日印刷した「風の会」の会報の配布できなかったつくば市北条へ昼頃出かけました。
でもこの時は結構天が強くなって途中寄り道しながら写真を撮ったのですが、雨でかなりずぶ濡れ。

P4090005s.jpg

ここは旧新治村の「金嶽神社」。
頭白上人が母親供養のために建てたといわれている五輪塔があるところです。
ここの桜も良いのですが、雨でだれもおりません。

P4090006s_20170409183750516.jpg

頭白上人伝説も面白い。

P4090007s_20170409183751c14.jpg

この「金嶽神社」については、先日木下さん(奥様)のFBでつくば市臼井にある「蔵王神社」の紹介があったので調べたら、この蔵王神社のご神体である「蔵王権現立像」(つくば市指定文化財)がこちらの金嶽神社のご神体であったものが、小田氏滅亡の時に移されたということを知った。

でも頭白上人は小田氏を恨んでいたという話が佐竹氏などから逸話として伝わっているのだが・・・・。
まあそんなことより今は桜を愛でていればいい。

P4090008s_20170409183752b87.jpg

北条大池も桜の名所だが、雨の中訪れる人もまばら。
山には深く霧が立ち込めています。

P4090010s_20170409183754aed.jpg

りんりんロードも今では桜の名所になりつつあります。
筑波鉄道が廃止されてからもう30年が経ちます。
月日の廻るのは早い。
桜並木も立派になってきました。(下の写真)

P4090012s_2017040918375624b.jpg

最後にかすみがうら市にある県立「中央青年の家」への山道へ。
途中から霧が深くなって桜も見えなくなりました。


P4090014s_201704091837561fb.jpg

近況 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/04/09 19:06
« Prev | HOME | Next »